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<<   作成日時 : 2009/11/20 07:47   >>

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フェジンという、注射用の鉄製剤の投与法についての資料を読んだ。

http://www.nichiiko.co.jp/medicine/qa01.html

間違って覚えていると危険だと思うので、
上記リンク先の記事を下記にコピーして復習しておく。


リンク先記事の内容をまとめると、

フェジンは、
・10〜20%ブドウ糖液で5〜10倍希釈
・他剤との配合は避ける
・2分以上かけて緩徐に静脈内投与
・フィルターを避けての投与
・高カロリー輸液を施されている患者にフェジンを投与する際は、末梢血管から2分以上かけて緩徐に単独投与
・フェジンのpHが9.0〜10.0と強アルカリであるため、血管外漏出した場合は、局所刺激(疼痛、知覚異常、腫膿など )を伴う組織壊死を生じることがある。


生理食塩液で希釈してもいいですか?

フェジンは水酸化第二鉄をショ糖でコロイド化した含糖酸化鉄注射液です。フェジンのコロイドを破壊したり、イオン化を促進する物質(生食などの電解質、酸化・還元を促進する物質など)との配合は避ける必要があります。それらと配合した場合、たとえ色調・沈殿などの外観変化が認められなくても、コロイドが不安定となり、鉄イオンが遊離する可能性があります。遊離した鉄イオンは、発熱、悪心、嘔吐などの原因となるため、臨床上安全性が確認されている10〜20%ブドウ糖液で5〜10倍希釈に限定して使用をお願いしております。
[参考:フェジン インタビューフォーム、日本医事新報 No.3978,105-106,2000]



ブドウ糖以外の他剤との配合は可能ですか?

フェジンはコロイド化製剤であり、コロイドを不安定にするような製剤との配合はできません。それらと配合した場合、たとえ色調・沈殿などの外観変化が認められなくても、コロイドが不安定になり、鉄イオンが遊離する可能性があります。遊離した鉄イオンは、生体に直接作用して発熱、悪心、嘔吐などの原因となる可能性があります。現在、コロイドの状態や遊離鉄イオン量を測定する実用的な技術が開発されていないことから、配合の可否を調べるには臨床試験で安全性を確かめる必要があります。弊社では、臨床試験データを含む配合変化資料がないため、他剤との配合は避けるようにお願いしております。



2分以上かけて静脈内投与する理由はなんですか?

フェジンの臨床試験においてワンショット投与により、一過性の頭痛、全身倦怠感、心悸亢進、悪心、蕁麻疹、顔面紅潮等の副作用が認められましたが、投与速度を緩徐にすることでその副作用が軽減したとの報告があります。そのため本剤では2分以上かけて緩徐に静脈内投与をお願いしております。
[参考:社内資料FESIN LITERATURE No2,41-43]



IVHフィルターを通してもいいですか?

フェジンのコロイド粒子は6〜8nm前後であり、粒子径の大きさから考えるとIVHのフィルター(通常220nm)は通過します。しかし、フィルター通過後のコロイドの安定性が不明なこと、フィルターを構成している繊維に着色が確認されていることから、フィルターを避けての投与をお願いしております。また、高カロリー輸液との配合は安全性が確認されておりません。そのため高カロリー輸液を施されている患者にフェジンを投与する際は、末梢血管から2分以上かけて緩徐に単独投与するようお願いしています。



血管外漏出した場合の対処法は?

フェジンのpHが9.0〜10.0と強アルカリであるため、血管外漏出した場合は、局所刺激(疼痛、知覚異常、腫膿など)を伴う組織壊死を生じることがあります。またフェジン自体の色が暗褐色であることから、少量でも漏出部位周辺に色素沈着を生じます。
<処置>
疼痛、腫膿などの局所での炎症症状が強い場合は、冷湿布により炎症を鎮めたり、局所麻酔剤により痛みを抑えたりします。その後、温湿布やかるくマッサージをして薬剤の吸収を促進させます。色素沈着は約半年〜1年で退色するとの報告はありますが個人差があります。以上より血管外漏出には充分注意する必要があります。
[参考:日本医事新報No.2728,160,1976]





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