看護師父さんの仕事と勉強の記録

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zoom RSS 老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた 三好春樹 新潮文庫

<<   作成日時 : 2010/06/24 10:29   >>

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老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた (新潮文庫)
新潮社
三好 春樹

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看護師として働いていると、
高齢の方と接することは多い。

そういう人のことを理解するために、
参考になる本だと思う。



とくに、

まごころ、なんてものは通じない、と。いや、正確にはこういうべきかもしれない。本当のまごころが相手に通じるということは、とてもきれいごとじゃないんだ、と。
 自分の‘まごころ’で相手を変えてやろうという、その、‘意図’そのものが、老人の反発を呼ぶのである。そこには、今あるがままのあなたは、本来の人間の姿ではないから早く人間らしい人間になりなさいよ、という、自分の人間観、老人観へ相手を誘導し閉じ込めようとする気持ちが無意識のうちにあり、それが老人の心を開かせないのだ。
 一方、そんな意図は持たず、つまり、本来の人間の姿なんて幻想を抱かないで、今あるがままのあなた、つまり、それは暴言を吐き、ものを投げつける森田仁之介をそのまま引き受けて、だからこそ半ば本気で怒ってケンカもし、ひやかし、挑発さえするという関わりかたが、相手との共感的世界を形づくっていくのである。p50


というところは、
その通りだと思った。



看護師としては患者さんには、
「お客様」として接していれば大体の場合はオーケイなのだと思うけど、
時には、
人間対人間として接しないとだめな場合もあると思う。

そういう時には、
自分の考えや感情を素直に出したほうが、
相手にも通じることはあるのではないかと思う。

もちろんそれは時と場合によるし、
入院期間の短縮で、患者看護師関係も短い間で終わることが多くなっているので、
現在の病院の現場では、あまり多いことではないのかも知れないけど。




ついでにもう二つ。

老人が動かないよう手足を縛る安静看護。それが誤りだといって出現してきたリハビリテーションが、今度は老人を無理矢理動かしている。やれやれ、と私はため息まじりに思う。安静看護にせよ、リハビリにせよ、老人は専門性を押し付けられる対象でしかないじゃないか、と。ちっとも、老人が主体として登場してこないのだ。
 だから、たとえ良心的名PTやOTが担当となって、根気強い訓練を受けてきたと人であっても、その訓練効果に実用性がほとんどないのだった。病院からの資料では‘日常動作はすべて自立’となっていても、食事さえ介助せねばならないケースも珍しくはなかった。p93


というところと、

それから、

認知症の老人は、便秘とか発熱とかいったからだの不調を、‘問題行動’というかたちで私たちに教えてくれているのだが、私たちはそれを、認知症のせいだとして、睡眠剤を服用させて無理に眠らせて、副作用でフラフラにしてみたり、個室という名の、‘独房’に閉じこめたりしてきたのだった。p186

と言う部分は、
自分が日々していることを、
反省せねばと感じた。





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