看護師父さんの仕事と勉強の記録

アクセスカウンタ

zoom RSS 第100回看護師国家試験 午後問題88 2型糖尿病の患者の胃全摘術後における管理について

<<   作成日時 : 2013/10/05 22:29   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

問題88

2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の患者の胃全摘術後における管理で適切なのはどれか。2つ選べ。

1,血糖値が安定するまでは、2〜6時間ごとに血糖を測定する。
2,1日1回ドレーンの排液の糖濃度を測定する。
3,創の発赤を認めたら創感染を疑う。
4,術後2日目に腸蠕の低下を認めたら腸閉塞を疑う。
5,排ガスが認められた日から全粥食(1,600kcal)摂取が可能になる。

























答え 1.3

1,○血糖値が安定するまでは、2〜6時間ごとに血糖を測定する。

胃切除後には、
ダンピング症候群というのが起こることがある。

ダンピング症候群 | 看護用語辞典 ナースpedia

糖尿病のある人なら、
なおさら血糖値の変動が大きくなるだろう。


2,×1日1回ドレーンの排液の糖濃度を測定する。

胃全摘後にお腹に入れるドレーンは、
このページの、

胃がんの治療法|山下好人先生のウェブサイト
下の方に載っている。

上記ページで載っているのは、
体の右側の、ウインスロー孔ドレーンと、
体の左側の、左横隔膜下ドレーン。

ドレーン排液の色や性状、匂いなどによって、
縫合不全、出血、膵液や胆汁の漏出、リンパ液の漏出などが、
判断できる。

排液にアミラーゼなどが含まれていれば、
膵液と判断できますが、
糖濃度は関係ないな。



3,○創の発赤を認めたら創感染を疑う。

創感染の診断基準

JANIS感染症診断基準

抜粋
表層切開部位から化膿性排液がある
表層切開部位から無菌的に採取した浸出液または組織から病原菌が分離される
切開創の培養が陰性でないとき次の感染症状や兆候が少なくとも1つ当てはまる:疼痛、圧痛、限局性腫脹、発赤、熱感、さらに外科医によって計画的に切開創が開かれた場合


発赤があれば、
創感染を疑う。



4,×術後2日目に腸蠕の低下を認めたら腸閉塞を疑う。

腸蠕動の低下だけで腸閉塞は疑えないだろうと思う。

まして術後二日目なら、
多少の腸蠕動低下は起こりえるだろう。



5,×排ガスが認められた日から全粥食(1,600kcal)摂取が可能になる。

術後5日程度で消化管造影X線写真を撮影し、吻合部よりの漏れがないことを確認しペースト状の粥から経口摂取を開始する。
と、ウィキペディアには書かれている。

胃切除術 - Wikipedia

病院のクリニカルパスを見てみると、
手術4日目から流動食

http://yamamoto-hosp.noshiro.akita.jp/totalpath2.pdf

3日目から三部粥

http://ganjoho.jp/data/professional/med_info/path/files/basic_pub_stomach01.pdf

術後8日目から流動食

http://www.tch.toyama.toyama.jp/sinryou_info/kakuka_info/geka_pdf/igan.pdf

など、
かなりばらつきがあるけど、
排ガス後、いきなり全粥から、
ということはないな。


最後に、
神奈川県立がんセンターの胃がんの手術における説明用紙。

http://kcch.kanagawa-pho.jp/examination/files/douisetumeibun.pdf

患者さんにこれだけのことを説明するわけだから、
看護師としても、少なくともこれくらいは知っていないとまずいだろう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
第100回看護師国家試験 午後問題88 2型糖尿病の患者の胃全摘術後における管理について 看護師父さんの仕事と勉強の記録/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる