看護師父さんの仕事と勉強の記録

アクセスカウンタ

zoom RSS 酸素投与時の加湿

<<   作成日時 : 2014/12/21 22:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


この本の特集のまとめ。


酸素投与時の加湿について

加湿の適応
@一定流量以上の酸素を投与している症例
※「一定流量」の絶対的な基準はないが、3〜5L./分以上が一つのめやす
(日本呼吸器学会・日本呼吸管理学会の酸素療法ガイドライン
では「鼻カニュラでは3L/分まで、ベンチュリーマスクでは酸素流量に関係なく酸素濃度40%まではあえて酸素を加湿する必要はない」、米国呼吸療法協会(AARC)では、「4L/分以下の場合、加湿は必ずしも必要としない」、米国胸部学会(ATS)のCOPDガイドラインでは「5L/分以下ではあえて加湿を行なう根拠はない」とされている)
A気管挿管や気管切開をしている症例
B分泌物が多量に蓄積し、排出が困難な症例
C口腔が乾燥し、分泌物の粘稠度が高い症例(特に喘息やCOPDなど)


加湿方法
1.環境湿度を調節する方法
2.吸入酸素濃度を調節する方法
 1)水槽式(加温)加湿器
 2)ネブライザー
3.人工鼻(気管挿管、気管切開のカニューレ使用の場合)
4.滴下あるいは注入法


加湿時の評価
・口腔粘膜が湿潤である
・痰が柔らかく、排痰がスムーズである
・ヒーターを適切に使用している


人工鼻のメリット
@積極的な加湿をしないために、相対湿度は高く保たれる=上気道、特に気管チューブ内の分泌物の固形化が起こりにくい
A患者呼気からの細菌やウイルスによる回路の汚染が少なく、また、回路から患者への院内感染の頻度が少ない
B呼吸回路が簡単
Cランニングコストを抑制できる


人工鼻の禁忌
@気道内に多量の分泌物がある場合:痰や血液が人工鼻に付着して、気道抵抗の上昇や閉塞を起こす
A気管支瘻や、気管チューブのカフ漏れ等で、呼気一回換気量の設定が、一回換気量の70%以下の場合:人工鼻まで呼気が戻ってこないため、加湿加温不十分となる
B体温32℃以下の患者:呼気に含まれる水分も少ないため、加湿性能は不十分になる
C自発呼吸分時換気量が10L/分以上の場合、高CO2血症の危険性がある場合(COPD、呼吸筋疲労がある場合など):人工鼻による気道抵抗上昇が無視できない
Dネブライザー回路使用中の場合:目詰まりを起こす


人工鼻を使用する場合のチェックリスト
・チューブや人工鼻に少量の結露の付着がある
・呼吸回数9〜20回/分
※呼吸様式:努力様、起座呼吸、奇異呼吸、口すぼめ呼吸などがない
〈CO2蓄積症状〉
傾眠傾向がない
頭痛がない
顔面紅潮がない
振戦がない(振戦を起こす基礎疾患がある場合は除く)


加温加湿器を使用する場合のチェックリスト
・口腔粘膜が湿潤である
・痰が柔らかく、排痰がスムーズである
〈気管挿管・人工呼吸器使用時〉
・吸気回路終末部に配置した温度モニターで適温になっている
例:熱線なし加温加湿器や人工鼻の場合:チャンバー温41℃設定、Yピース手前の温度39℃
(送気中にチューブ内で−3℃程度低下するため)
熱線入り加温加湿器の場合:チャンバー温37℃設定、Yピースの手前の温度40℃
・チャンバー内の水量が適切である(PEEPが高い場合、自動給水しなくなることがある)
・吸気回路末端付近の内面と気管チューブ内に結露がある
・気管吸引カテーテルの出し入れがスムーズである



※正確には上記雑誌を参照ください。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
酸素投与時の加湿 看護師父さんの仕事と勉強の記録/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる