看護師父さんの仕事と勉強の記録

アクセスカウンタ

zoom RSS 認知症 「不可解な行動」には理由がある  佐藤眞一 第5章 第6章

<<   作成日時 : 2015/11/05 21:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


この本より。


第五章 「認知症が重くなると目立ってくることが多い症状」

人は、もともとヒエラルキー、すなわち他者のアイデンティティに敏感です。他者のアイデンティティに敏感であることが、社会生活をうまく営むうえで必要不可欠だからですが、この傾向は認知症になっても変わりません。そのため、現実とは異なる、自分独自のヒエラルキーに基づいて、相手に対する態度を変えるのです。p216

その人なりのヒエラルキーを理解することが、
その人の行動を理解することにつながるのだろう。



人と人との関係は、初対面のときは互いに相手がどういう人かわからず、時が経つにつれてわかってくるのが普通です。しかし、認知症の人との関係は、その逆です。よくわかっていた相手のことが、認知症が進むにつれて、だんだんわからなくなっていきます。この間まで自分のことを娘だと思っていた人が、自分が娘だとわからなくなっている、そのことが理解できずに苦しむのです。p220

こちらにとっては親しいはずの人が、それを分からないということは、
とても辛いことだなと思う。

家族で認知症の人を介護をするときの辛さ。

介護施設のスタッフなど、その人とそれほど親しくない人にとっては、
その辛さが理解できないかもしれないけど、
だからこそやっていけるということもあるのかもしれない。



第6章 「認知症の原因はアルツハイマーだけではない」より

なぜ、ピック病の人が万引をするのかは、わかりません。ただ、もしかすると、脳の障害によって、生物としての本質的な特性が表面化したためではないか、と思われます。私たちは、何かを自分のものにするとき、社会的交換を行います。労働の対価として受け取る、物々交換する、お金を払う、といったことです。しかし、このような行為は人が後から身につけたことであり、生物としての本質ではありません。自分にとって必要なものを獲得する。獲得できれば、嬉しい。これが私たちの本質なのです。p248

自分が攻撃されたら攻撃を仕返すのもまた、人の本質です。p249

社会的存在としての人間が、
生物としての人間になっていく感じだろうか。

人間の本質は暴力的なのかもしれない。

認知症とは、
それまでにその人が身につけてきた、社会生活を営むための能力が、
徐々に失われていくことなのかもしれないなと思った。

社会生活を営むための能力というのは、
とても高度なものだから、認知症になるとまずはその部分が失われ、
最後には、生き物としての機能も失われていく。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
認知症 「不可解な行動」には理由がある  佐藤眞一 第5章 第6章 看護師父さんの仕事と勉強の記録/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる