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zoom RSS 研修のまとめ ストレスマネジメント・メンタルヘルス その2

<<   作成日時 : 2016/02/04 23:00   >>

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静岡県看護協会の新人看護職指導者研修の、
「ストレスマネジメント・メンタルヘルス」の講義の個人的まとめ、その2。


ストレスについて

心理的ストレス理論
・ラザルスとフォルクマン(1984)
・ストレッサ―をどう受け止めるか(認知的評価)によって、ストレス反応は変わってくる

ストレスの4つのプロセス
1.ストレッサ―(ストレスを生じさせる刺激や原因のこと)
2.認知的評価
3.コーピング(対処)
4.ストレス反応

認知的評価
・ストレッサ―をどのように受け止めるか
・ストレッサ―がどのくらい驚異的・嫌悪的であるかどうかの判断
・ストレッサ―の客観的なストレス価ではなく、個人の意味づけを重視
 個人の価値観や信念
 社会的地位
 パーソナリティ特性、など

コーピング(対処)
・その状況に対して、どのように対応するか
 問題解決型:ストレッサ―への対処
 情動焦点型:ストレス反応への対処
 逃避・回避
 気晴らし
 気分転換

ストレス反応
・ストレッサ―によって引き起こされた、心理的・身体的な変化
・心理:気分・感情の変化
 抑うつ・不安
 不機嫌・怒り
 無気力
・身体:自律神経系の変化
 頭痛、過呼吸、食欲不振など

ストレス・マネジメント
@自分にとってのストレッサ―、ストレス反応について自覚する
Aさまざまなコーピングの仕方があることを学ぶ
B状況に応じたコーピングを駆使できるスキルを高める
 ・対人(コミュニケーション・スキル)
 ・認知(修正、柔軟性)
 ・リラクセーション・スキル
 ・ソーシャルサポート



燃え尽き症候群の兆候

身体的兆候
・頭が痛くなる
・肩がこる
・背中が痛くなる
・胃が痛くなる
・血圧が上がる
・下痢や便秘をする
・眠れなくなる
・風邪にかかりやすくなる
・怪我が多くなる
・手のひらに汗をかく
・食欲がなくなる
・胃がむかついたり、嘔吐する

考え方の兆候
・マイナス思考になる
 なんでも悪い方へと考える
 他人へ批判的な気持ちばかり出てくる
 ものごとを積極的に前向きに考えられなくなる
・自分は無力だと考える
 こんな仕事をやっている意味があるのだろうか
 どんなに頑張ってもどうせ自分にはできない

感情の兆候
・ネガティブな感情が多くなる
 いらいらする、怒りやすくなる
 不安、抑うつ、嫉妬
・ポジティブな感情が少なくなる
 うれしい、楽しい、と感じない
 感謝の気持ちを持てない
・自己否定感をもつ
 自分はだめな人間だ
 自分はいなくてもいい

行動の兆候
・仕事の能率が悪くなる
 忘れやすくなる
 計算を間違える
 集中力がとぎれる
 注意力がなくなる
・特定のものや行動にこだわってしまう
 アルコールが増える
 買い物ばかりする
 ギャンブルにのめり込む



燃え尽きはなぜ起こるのか

@仕事のやりすぎ・仕事へののめり込み
・長時間、休みをとらないで仕事をする
・「休みたいけどやすめない」と思っている
・本当は「休みたくないから休めない」
 ↓
自分を縛る考え方をしている
・休まないで頑張れば、良い評価がもらえる
・休むことは悪いことだ

A自分のケアをしない
人間の体力、気力、エネルギーには限界が
  ↓
使うばかりでは尽きてしまう
  ↓
セルフケアをして、エネルギーを補給する必要がある

B仕事で自分を満たそうとしている(共依存)
相手から称賛、感謝、評価を受けることが多い
 ↓
これらで自分を満たさなければならない。
自分の空虚感がある
 ↓
相手のために、相手以上に熱心に取り組み、自分は無理をしてでも期待に応えようとして仕事をしてしまう

仕事をするために生きている
仕事以外に自分の居場所がない
 ↓
仕事での賞賛、感謝、評価を求め自分を酷使する
 ↓
仕事で賞賛、感謝、評価を得られないと絶望し、自分を全否定する
燃え尽きてしまう

援助者自身の個人的な問題が未解決のまま
 ↓
相手の問題と自分の問題が重なり、相手のことが自分の痛みのように感じる
 ↓
問題をなんとか解決してあげたい
 ↓
問題に巻き込まれ、プロとしての客観性を失う

C喪失体験
・人間は生きていれば必ず何かの喪失を体験する
・グリーフワークが重要となる 

グリーフワーク
・喪失による悲しみの段階を一歩一歩進むプロセス
1.ショックを受ける
2.怒りが出てくる
3.気持ちの駆け引きがおこる
4.悲しみが出てくる
5.受容



セルフケアとラインケア

燃え尽きないためにセルフケアとラインケアの両方が必要

セルフケアは身近なことを
・日常的に身近なことをすればよい
・タンクに水(エネルギー)を補給する
 ・好きな音楽を聴く時間を取る
 ・ヨガをする
 ・カフェに行く
 ・緊張・混乱したら、深呼吸をする
 ・疲れたら、お風呂にゆっくり入る
・意識的にセルフケアの手段と時間を確保する
※まず、自分はなにが好きなのかを知る必要がある

ラインケア
職場の上司が部下の働き過ぎ、仕事のフォロー、精神面について注意を払う
 ・スタッフに新しい仕事を与える際には、十分な教育とサポートを欠かさない
 ・スタッフが能力を向上させるための教育の場を常に確保する
 ・スタッフ同士の共感の場を確保する
 ・スタッフの燃え尽きの兆候を早めに発見し、必要なサポートを行う

参考図書
対人援助職のメンタルヘルスケア 水澤都加佐 大月書店

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