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zoom RSS 輸液カテーテル管理の実践基準 日本VADコンソーシアム (編集)

<<   作成日時 : 2016/02/07 08:57   >>

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この本、
さっそく買って読んでみました。

この記事を看護師として読むと、

末梢静脈留置カテーテルは「1週間を目安に」:日経メディカル

「末梢静脈留置カテーテルは一週間ごとに交換する」
ということなのかな?とも思いましたが、
読んでみた結果、
一週間というのは末梢静脈留置カテーテルでの治療期間全体のことを言っている、ことがわかりました。

該当箇所を本書より引用すると、

PVCによる輸液治療期間の上限は、一週間を目安に患者の状態、医療環境(実施者や医療機器など)を考慮した上で各施設の院内手順に規定することが望ましい。
※輸液治療期間:カテーテル本数にかかわらずPVCを用いた輸液治療の気管で、カテーテル1本の使用期間ではない。
※※欧米では6日を超える輸液治療にはPVCは適さないとされているが、日本の医療環境での基準となるエビデンスはない(未解決問題)p10


となっていました。

他の部分については、
今までにCDCのガイドラインなどで言われていたことから大きく外れるような内容はなく、
新しく本書を買って読む必要は、あまりなかったかなと感じました。

ただ、ガイドライン系の本は手元に一冊あると、
気になったことを振り返るのには便利だと思います。


以下は、
そのほかの内容で私が大切だなと思ったポイントです。

まあ、
たいていの看護師がすでに知っている基本的なことだと思いますが、
復習として。

中心静脈アクセスデバイス(PICC、CVC、CVポート、トンネル型CVC)挿入部位は、透明ドレッシングを用いる場合は7日ごとに交換する。
ガーゼを用いる場合には、2日ごとに交換する。p6


穿刺部位のドレッシングは、定期交換以外でも、ゆるみ、湿潤、汚れが見られた場合に交換する。p6

末梢静脈留置カテーテルの観察および交換の頻度は各施設の院内手順に定める
※末梢静脈留置カテーテルの観察・記録は毎日実施し、交換は留置後3日〜4日目を目安に定期的に行う。
※乳児の場合、定期的なカテーテルの交換は必要ないが、挿入部位の定期的な観察に基づき、臨床的に必要と判断したときに交換する。p7


CVC、PICCは、感染予防目的でカテーテル交換を行わない。閉塞や破損などカテーテルトラブル時には交換を行う。p7

留置する血管および治療に対して、用途に応じ可能な限り細径のカテーテルを使用する。p10

成人患者では、神経を損傷する危険があるため、手首から12cmほどの橈骨に沿った部位は避ける。p12

血液、血液製剤、脂肪乳剤の投与時を除いて、輸液ラインは原則投与開始後7日以内に交換し、その頻度は各施設で定める。
ただし、輸液ラインに使用している器材の添付文書に使用期間の記載がある場合はこの限りではない。p17


血液および血液製剤の投与に用いる輸液ラインは、投与開始から24時間以内に交換することとし、24時間を超えて使用してはならない。p17
CVポートに穿刺する針は、7日以内または輸液ラインと同時に交換することが望ましい。p17


PVCでは、カテーテルをロックする際は生理食塩水を用いる。p19

※抜粋だけ読むと誤解を生む部分もあるかもしれませんので、正確には本書にあたってください。


最後に、
本書の後ろのほうに載っていた余談的な部分より。

消毒薬が適切に作用して十分な消毒効果を得るためには、その作用機序に基づいて適切に使用する必要がある。ポピドンヨードはヨウ素の酸化還元反応から殺菌作用を発揮するものであり、最大の殺菌力を得るために作用時間として2分間程度を確保しなければならない。ポピドンヨードを皮膚に塗布してから中心静脈カテーテルを挿入するまでの目安として“乾くのを待て”という慣用句が頻用されるが、これは“乾く”ことで殺菌力を発揮するのではなく、“待つ”ことが必要なのであって、しばしば臨床の現場で目撃される“消毒野を手で扇ぐ”ような行為に意味はない。p30

「しばしば臨床の現場で目撃される“消毒野を手で扇ぐ”ような行為に意味はない。」
という部分が、
ちょっと笑えました。

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