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zoom RSS 新しい体位変換ー不適切なケアが褥瘡を悪くする!  大浦 武彦  まとめ5

<<   作成日時 : 2016/03/13 23:19   >>

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この本のまとめ、その5。

これで最後です。

本書の真ん中くらいからは、
さまざまな褥瘡が治癒するまでのケース紹介が続きますが、
実際に褥瘡が治っていく写真を見るのは、
とても勉強になるなと思った。

特に本書に、

創面を見て、ケアの方法を考えるためには、「創面を正しく見る力」が求められる。褥瘡の本はこれまでに多く出版されているが、そこで示される創面の写真には簡単な説明がついているだけで、詳細な創面の状態やそこから読み取るべき情報が整理されていない。そこで本書は、特に重要な写真については、創面の写真と模式図(シェーマ)をセットにし、発生部位、創正面像と断面像をわかりやすく示すこととした。p84

と、書かれているように、
創の見方の勉強になります。




褥瘡の治癒は通常180日

著しい皮膚の脆弱性や、きわめて重大な栄養障害などの問題がなければ、褥瘡は通常、発症から180日前後に軽快する。特段の問題がないのに「180日以上治らない褥瘡」には、多くの場合、外的な軽快阻害要因がある。p80



ポケットの切開は最大深さが4cm

塚田らは、ポケットは最大深さが4cm以上のものは切開・切除手術を勧めている。ポケットの深さが3cm以下では保存的治療を選択し、その場合の標準的ポケット消失期間は2〜3か月であったと報告している。p82



踵の褥瘡について

踵の褥瘡が治りにくい理由は、周辺組織の伸展性がないことと創面が突出していることにある。p113

踵の正中線からはずれてたところに創があると創の収縮が起きやすいため、治りやすい。p114

深い創の治りは周辺組織の伸展性が影響する。p116



壊死組織の除去と壊死組織がある場合の使用薬剤

厚い壊死組織で創に栓をしたようなケースでは、深部に融解壊死組織が溜まってしまっている。逃げ場がなく、局所感染を起こすため、ただちに切開か壊死組織除去を行う必要がある。p118

カデックス軟膏やユーパスタは抗菌作用があるので、壊死組織のある感染創には効果があるが、壊死組織がなく感染もない肉芽創に継続的に用いた場合、創の収縮や創治癒を促進する作用があまりないため、治癒が遅れてしまう。p121

カデックス軟膏をはじめヨード剤の軟膏は肉芽形成期に長く使うものではなく、なるべく早く陰圧療法か肉芽形成促進剤に変えるべきである。p123



圧とずれについて

創面に肉芽塊があれば、圧とずれが存在していると考えてよい。p126




ポケットには2種類ある

壊死組織融解性ポケット
これは褥瘡の初期に現れる。壊死組織があった部分にできた空洞。


外力性ポケット
褥瘡中期・後期に現れる。体位変換、身体移動、頭側挙上などの外力によって出現するポケット。これは外力を排除しなければ治らない。p163





大転子部の褥瘡のずれへの配慮

なるべく下肢を鼠径部で動かさないようにし、大腿筋膜とその上層の軟部組織との間に”ずれ”が起きないようにする。p170

大転子部の褥瘡は、下肢を動かしたり曲げたりすることにより、大腿筋膜と軟部組織との間にずれが起きる。それにより外力性ポケットができたり、創面に圧とズレによる変化が起きるため、治りにくい。p173


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