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zoom RSS 摂食嚥下障害の倫理より  倫理的ジレンマとは

<<   作成日時 : 2016/11/30 17:07   >>

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この本より。

倫理的ジレンマとは

倫理的ジレンマとは、臨床現場における対立する意見のうち、どりらが正しいのか、あるいは明らかに間違っているのか、一見しただけでは判断できなものです。このケースにおいても、一見、どちらの意見も正しいと思われる「倫理的価値」、あるいは「善」が対立しています。
 具体的には、「本人の願望どおり、口から食べる自由を制限しないことは善いことである」という倫理的価値と、「経口摂取を禁止して、誤嚥性肺炎や死亡を予防することは善いことである」という2つの倫理的価値が対立しています。
 また、医療者には「食べさせて、肺炎を起こし、死亡させたら、法的責任を追及されるかもしれない(訴えられる)」という法的不安が日常臨床ではよくあります。医療従事者も、内心では、食べたいと望んでいる人に食べさせないことは、本人の幸福well-beingに反するかもしれないと考えています。しかし、自分が食べることを許可して肺炎で死なせるのは怖い・不安だというのが本音です。したがって、「医療者が法的不安を軽減すること」という倫理的価値と、「本人が食べて幸せを感じること」とい倫理的価値も対立し、これも大きなジレンマとなり医療者を悩ませます。p77


今の医療現場では、
「経口摂取を禁止して、誤嚥性肺炎や死亡を予防することは善いことである」
ということがまずあって、
そのことに基づいて、治療や患者家族への説明も行われていると思う。

このジレンマが現場でクローズアップされるのは、
「食べたい」「食べさせたい」という、
本人やその家族の主張がはっきりとしている場合。

本人の意思がはっきりしないときや、
家族が、お医者さんの考えに従います、という傾向のときには、
誤嚥性肺炎の可能性が場合は、
基本的に経口摂取は中止となる。

しかしこの、
「経口摂取を禁止して、誤嚥性肺炎や死亡を予防することは善いことである」
という部分を、そのまま正しいとしてしまうことには、
倫理的に問題はないのだろうか?

そういうことを考え出すと、
現場は立ちいかなくなってしまうのだけど。

この部分を深く考察したような書籍などがあれば、
読んでみたいなとちょっと思う。


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