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zoom RSS エッセンシャル看護情報学 太田勝正 前田樹海

<<   作成日時 : 2017/06/23 23:00   >>

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2006年発行の第1版をかなり前に読みました。

務めている病院で、電子カルテを導入するときの、
看護部門の担当だったこともあり、
勉強したのです。

内容は、
だいぶ古くなっているところもあるなと思いますが。



以下、
勉強になったと思うところ。

ウェブフォームに入力した内容の暗号化にはSSLという方法が用いられる。第三者に知られたくない個人情報やクレジットカード番号等を送信する際には、そのページがhttpではないことを確認するべきである。SSLによる暗号通信に対応したページのURLは基本的にhttps://で始まっており、ブラウザによって多少の違いはあるものの、SSL対応ページにアクセスした場合には、ブラウザウインドウのどこかに鍵マークが現れるので確認は容易である。p26

基本的なことですが、
看護師でこのことを知っている人は、
そんなに多くないかなと思います。

特に最近はスマートフォンが主流なので、
さらに知らない人が増えているかもしれません。



コンピューターリテラシーは他のリテラシー同様、後天的に身につくものである。しかも、自転車や水泳のようにからだで覚える類の能力ではなく、頭で理解するものなので、書かれたものから自己学習しても十分リテラシーを身につけることが可能だ。その際には、こうしたい、ああしたいというニードを持ちながら、実際にコンピューターを操作するとコンピューターリテラシーは加速度的に身に付くものと確信する。p39

病棟に電子カルテを導入するときに、
操作の練習をしてもらうための練習課題のようなものを作って、
その課題をスタッフに解いてもらうことで、電子カルテの操作を身に着けてもらうようにしてみたことがありました。

パソコンにほとんど触ったことの無いようなスタッフは、
その課題をクリアするのに四苦八苦しているようでした。

しかし、
実際に電子カルテの運用が始まってみると、
ほとんどのスタッフがものの数日で、
たいがいの業務に支障がでないくらい電子カルテ操作を覚えてしまいました。

私としてはこの経験により、
実際にやってみる、ということの大切さを知りました。



看護診断は、ひとりの看護者が行ったアセスメントを他の看護者が繰り返さずとも患者の状態を把握するためのツールであるとともに、その看護診断名を見れば看護者同士が患者の状態について、共通の認識を持つことができる用語体系である。p42

この部分を読むと、
看護診断とはとても便利そうに聞こえますが、
ほんとにそんなに便利なものかな?
と、ちょっと思います。



個人情報保護法
〈第2条〉
1.この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む)をいうp67



「個人識別情報」としての「個人情報」のポイント
「個人識別情報」としての「個人情報」とは、
@「生存する個人に関する情報」であるため、亡くなった人の情報は対象とはならないこと(なお、「医療・介護関連事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイドライン」(厚生労働省、平成16年12月24日)によれば、患者や利用者が死亡した後においても、同等の安全管理措置を講ずることが求められている。したがって、個人情報保護法では亡くなった患者の情報は対象にならないとしても、その扱いのおいては生きている方と同様、尊厳をもって取り扱うことが求められていることに注意しなければならない)
A「特定の個人を識別することができるもの」(個人識別情報)であるため、個人に関する情報であっても、ある人物が特定できない断片的な情報は対象とはならないこと
Bただし、それだけでは個人が特定できない断片的な情報であっても、「他の情報と照合することができ」、特定の個人を識別できる情報となるものは「個人識別情報」としての「個人情報」となること
以上3つがポイントとなる。p67


米国では、1974年のプライバシー法(Privacy Act)をはじめ、こうした「自己情報コントロール権」として積極的・能動的に解釈されたプライバシーの権利を、自己決定権として関連付けて明文化しているが、これまで日本においては、明確な法的定義づけがなされていなかった。そのため、従来は憲法13条後段の「幸福追求権」を保障根拠とみなし、「人格権」の一部として法的保障の対象とする判例が多くみられたが、2005年4月1日より個人情報保護法が施行されたことにより、国内でもようやく「自己情報コントロール権」としてのプライバシーの法的根拠が明確化されたことになる。p70

このあたりのことは、
知識として。

日本も今後さらに、
個人主義の進んだアメリカのようになっていくのでしょう。



わが国における医療情報の電子化については、1999年4月22日、各都道府県知事宛に健康政策局長、医療安全局長、保険局長の連盟による「診療録等の電子媒体による保存について」(以下、「電子カルテ通知」)という通知が出されたことで、診療録を含めた医療情報の電子媒体への保存が、厚生省(当時)によって明確に認められることになった。p72

知っておくと何かの役に立つかもしれません。

診療録等の電子媒体による保存について




個人情報取扱事業者における個人情報取扱のガイドライン これまでの経緯
1999年4月「法令に保存義務が規定されている診療録及び診療諸記録の電子媒体による保存に関する通知」
2002年5月「診療録等の外部保存に関するガイドライン」
〈2003年5月個人情報に関する法律成立〉
2003年9月「診療情報の提供等に関する指針」
2004年12月「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」
2004年12月「健康保険組合等における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」
2005年3月「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」※1および※2を統合
2005年4月「国民健康保険組合における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」
〈2005年4月個人情報の保護に関する法律全面施行〉p95


看護師の国家試験とかには出ないでしょうけど。

管理的な立場にある人は、
こういうものがあることを知っておくとよいのかなと思います。



電子カルテの主要な目的は、単にコンピューターに情報を入力する以上の、入力された情報の活用にあり、その機能の優劣がさまざまな電子カルテの性能評価の一つとなる。p121

さまざまな電子カルテにおいて、
この部分はまだまだ発展途上何じゃないかなと思います。



従来の紙の記録は、電子的な記録に比べ、書きたいときに直ちに書き込める速記性や、膨大な情報を髪を並べて一度に見ることができる一覧性などの面で非常に優れている。p126

紙カルテの利点。

逆に言うと、
電子カルテの欠点。

この電子カルテの欠点の部分にどのくらい配慮されているのかということは、
電子カルテの使いやすさを決める重要な要素だと思います。



実情は、在宅でケアを行う家族は患者への身体・心理的なケアの方法に関する情報と技術が不足しているにもかかわらず、ほとんどの家族介護者は患者へのケアの方法に関する教育を受けずに試行錯誤で患者に対してケアを行っていること、また家族の最も強調するニーズは、医療専門職による家族への情報提供と心理的支援の二つであることが明らかにされている。p157

患者さんも患者さんの家族も、
自分なりにはいろいろ勉強して頑張っているので、
看護師はそれに負けないように勉強して頑張らないと、
役に立てないでしょうね。



2003年(平成15年)の厚生労働省の通知によると、遠隔医療の位置付けと対象となる患者は以下のようになる。
遠隔医療は直接対面による診療を補完するものであり、初診・急性期の場合や直接対面による診察が可能な場合には直接対面診療を行うことが基本となる。ただし、へき地など直接対面診療が困難である場合や、安定期にある慢性疾患患者については遠隔医療の実施が容認されている。対象となる慢性疾患患者は、在宅酸素療法を行っている患者、在宅難病患者、在宅糖尿病患者、在宅喘息患者、在宅高血圧患者、在宅アトピー性皮膚炎患者、褥瘡のある在宅療養患者などである。p160


鹿児島県の離島における一部無線LAN(Local Area Network)を用いた遠隔診療や、新潟県の離島におけるテレビ電話を用いた遠隔診療など、具体的な試みもいくつか行われているp161

2001(平成13年)年の総務省通信利用動向調査では、将来自宅で受けたい情報通信サービスとして遠隔健康管理が抜きん出ており、集団健康教育などの予防的な支援も含めて、プライマリ医療機関と在宅患者間の遠隔医療の発展が期待される。p161

スマートフォンを一人一台持つ時代なので、
スマートフォンを利用した遠隔医療が今後もっと出てくるように思います。



看護行為用語分類は、日本看護科学学会看護学学術用語検討委員会が2005年にまとめたp182

看護関連の用語集は、NANDA看護診断、ICNP、看護行為分類以外にも以下のようなものが存在する。それぞれの用語集は、異なる目的を持っており、いつでもどこでも使える万能な用語集というのは存在しない。そのため、何のために用語集を使うかという目的をしっかりと持って、使用する用語集を選定しないと、メリットを活かせないばかりか、デメリットにもなりかねない。
・看護実践用語標準マスター:主に電子カルテで使用する看護関連用語集
・NIC(Nursing Intervention Classification):看護介入分類
・NOC(Nursing Outcome Classification):看護成果分類
・NMDS(Nursing Minimum Data Set):看護のミニマムデータセット
・NMMDS(Nursing Management Minimum Data Set):看護管理のミニマムデータセット
・オマハシステム:在宅看護の問題、介入、評価尺度の用語集
・CCC(Clinical Care Classification):在宅分野の用語集であるHHCC(Home Health Care Classification)を臨床全般に拡張した用語集
・PCDS(Patient Care Data Set):主に急性期医療機関で使用するデータセット
・PNDS(Perioperative Nursing Data Set):周手術期データセット
・ABC Codes:代替医療行為のデータセット
・LOINC(Laboratory Observation Identifier Name and Codes):検査結果・観察項目の用語集


医療業界は横文字が好きだな。



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