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zoom RSS 死亡直前と看取りのエビデンス 森田 達也 (著)

<<   作成日時 : 2017/10/30 23:29   >>

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この本より、5回目。


4.鎮静(セデーション):苦痛緩和の最後の手段p58〜(last resort)

エビデンスの要所

・症状緩和のための鎮静は30%の患者に必要である

・ドルミカムを用いた鎮静は80〜90%に有効で。概して安全である

臨床でのボトムライン

・安楽死との区別を明確にするのに薬剤の使用方法を意識する(症状を緩和する最小量の薬剤を使用する)

・重篤な合併症は5%前後で生じるが、集団として生命予後を短縮する効果はないことをはっきりと説明する

・鎮静を開始すると決めたら、きちんと苦痛が取れるように迅速に投与量の調整を行う

・ほかの方法を検討して手段がほかにないことを確認する


終末期の患者さんに鎮静をおなうとき、
集団として生命予後を短縮する効果はない
ということを患者んの家族に伝えておくことは大切なことだと思う。

さもないと、鎮静をおこなことで死期をはめたのではないか?という罪悪感が、
患者さんの家族の心の中で、その後ずっと続いていくことになる。




鎮静と安楽死の違い。

日本のガイドラインでは、鎮静は「苦痛緩和を目的として患者の意識を低下させる薬物を投与すること、または、苦痛緩和のために投与した薬物によって生じた意識の低下を意図的に維持すること」と定義されています。p59

安楽死は患者が死亡することを目的として医師が致死量の薬物を注射すること、自殺幇助は医師が致死量の薬物を処方すること、治療中止は何らかの医学治療を行わないか中止することp62

大きな違いですね。




家族の負担を減らすには、「どうするかご家族が決めてください」のように家族に意思決定を任せるのではないく、「決定は相談しながら私たち(医師や看護師)も一緒に行いますので、ご家族は、患者さんだったらどうしてほしいと思われるかを想像して教えてくださいますか」のように、代わりに決める、のではなく、患者の意思を想像する役割に限定することが勧められます。p69

鎮静を行わなくても病態そのもののために死亡が近づいていることをはっきりと説明することによって、「自分の決断のせいで患者の命を短くしてしまった」という家族の負担を減らすことがいくらかはできるでしょう。p71

終末期の治療は、
効果のあるものは少ないなと思う。

治療の効果が上がらないから、
終末期と呼ばれるのだ。

終末期では、治療がうまくいけば病気が治るということはなく、
それでも、できるだけ治療を継続しようとすると、
余計につらい思いをすることになるのかもしれない。



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