経管栄養をしている人の水分の追加は、経管栄養の前がよいか、後がよいか?

経管栄養をしている人に、追加で水分を投与するとき、
経管栄養の前に投与する場合や、
後に投与する場合や、
経管栄養とは時間をずらして投与する場合があるようですが、
いつがよいのか?
ということについては、
いろいろな考え方があるようです。

なかには、
経管栄養剤と水分とを混ぜて投与するところもあるようですが、
これは経管栄養剤の製品の説明書とかに、
水で希釈してもよいものと、水で希釈せずにそのままつかってほしいものと、書いてあったりすると思いますが、
特別な理由がないときには、経管栄養剤は水などで薄めずに使うことが基本みたいです。




経管栄養剤の前に水分投与を行う場合の考え方としては、


1、カロリーのあるものを入れる前に胃の蠕動運動を促しておく



2、水であれば、30分程度で十二指腸に流れていくみたいなので、経管栄養を行う少し前に水を入れておいて、それから経管栄養剤を注入したら、胃液が薄まることもある程度防げて、胃への負担も軽くなる



3、どろどろにしてある経管栄養剤は、粘度をつけることによって胃への滞留時間を調整しているということなので、経管栄養剤の投与後に胃の中に水を入れると、経管栄養剤の粘度が下がって、経管栄養剤が胃を早く通過してしまうことになる、

これは、下痢の誘発などに関係してくるのだろうと思われます。

経管栄養剤を普通に投与した場合であれば、水を先に入れようが後に入れようがそれほど影響はないみたいですが、
胃ろうから固形化栄養剤を注入している場合は、栄養剤注入後に水を投与すると、この影響が大きいみたいです。



4、水分だけのほうが胃を早く通過するため、経管栄養剤→水、の順番でいれるよりも、水→経管栄養剤(水が胃を通過、もしくは吸収されるために少し時間を置く)の順で入れたほうが、胃の内容が増加しすぎることを防げるので、嘔吐や、逆流性食道炎などを予防できる

これも、3と同じように、経管栄養剤を普通に(200mlから400mlくらいを、2~3時間くらいかけて)投与した場合はそんなに影響ないかもしれません。


のような考え方があるようです。



一部参考にしたのは下記ページ

http://www.oita-min.or.jp/sub258.htm

上記ページより抜粋
”Q9 ・栄養剤に水を混ぜて注入するといけないのは何故か教えてください。(質問者多数)

・ご質問が多いようですので、以前、エキスパートナースに書いたものを再掲します。原則的に「経腸栄養剤は薄めない」と考えてください。栄養剤のみを先に入れて、お茶や白湯はあとから注入するのが正しい。我が国の経腸栄養剤は、1kcal/mlの低濃度の製品が多く、もうこれ以上薄める必要がないほど薄いのです。最近は、1.5kcal~2kcal/mlのものもありますが、このような濃度の高いものは1kcal/mlが薄すぎて使いにくい(おなかばかり膨れる割には栄養が入らない、胃がふくれあがって胃食道逆流の危険性が増す)という反省から生まれたものといえます。ましてや、お茶で薄めるなどというのは、栄養剤の蛋白質と固まってしまい、カテーテルを詰まらせる原因となるので、御法度です。
 ただし、たしかに白湯で薄めなくてはならない場合があります。それは、長期にわたり消化管が使用されていない症例(完全静脈栄養などで)において栄養剤の「慣らし運転」をする場合、そして濃度依存の下痢がある場合です。前者においては、濃度は低く、量は少なく栄養剤を開始し、少しずつ様子をみながら上げていくわけです。また、最近話題の栄養剤を寒天固形化する場合も、水で溶いた粉末寒天を栄養剤と混ぜるわけですから、結果として薄めていることにはなります。ですから、特別の目的のある場合以外は、決して栄養剤は薄めるべきではありません。
 もちろん、次のような意見もあるでしょう。栄養剤のみを投与しても、どうせ後から白湯を入れるのだから、胃の中でいっしょになって同じことではないか。いいえ、この考えは間違いです。私どもが過去に調べた核医学的胃排出時間(胃から栄養剤が十二指腸に出ていく時間を、胃内容が半分になるまでの時間で表わしたもの)は、おおよそ55~70分(高齢者で57~106分)でした。つまり、栄養剤が滴下されている間も、胃内容はどんどん腸に流れていることになります。そして、胃内容が減った状態で後から白湯が入ってくるのと、最初から薄まった栄養剤が胃に入ってくるのとは、まったく違う現象であることがお分かりいただけるかと思います。栄養剤を嘔吐して誤嚥するリスクと、白湯を嘔吐して誤嚥するリスクの差です。「白湯は別途投与」が原則です。”


それから、

http://www.fukiage-clinic.com/peg/caremane/02/index.html


間違っている部分とか、
ほかにこういう考え方があるよ、とか、
参考資料があるよ、
と言うことがありましたら、
教えていただけると助かります。


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この記事へのコメント

fukutyann
2010年07月14日 01:05
はじめまして。
検索結果からアクセスをたどってこちらのタイトルが気になりおじゃましました。
お暇なときにでも、
http://baanoasobibeya.seesaa.net/article/118169311.html
覗いていただけませんか?
メイバランスは混合はどうなのでしょう?
(白湯だかお水がはわかりませんが)
混ぜてしまうと何かが違うように思えてなりませんでした。
作業の一工程を諸略しているようにさえ思えていましたが、私の考えすぎと思っていました。
良しとしても、私の母の場合何よりもお水が好きな人だったので、きれいなお水を注入してほしいように思える毎日でした。
医療現場の方々皆さんがご存知のことではないのでしょうね?
濃度の問題と言う部分・・。
うまくコメントできませんがよろしくお願いいたします。
fukutyann
2010年07月15日 11:19
お返事ありがとうございました、
このページのURLを
お返事のコメント欄に紹介させていただきました。
不都合がありましたらお知らせください。
YUKKO
2012年01月15日 22:30
経管栄養をしている人の内服薬の注入は栄養剤注入前にしていますか、それとも注入後ですか?
2012年01月16日 05:52
薬の注入について、通常薬を内服するのは食後が多いですが、これは「食後だと忘れにくい」もしくは、「薬は食後、という昔からの慣習」ということが大きな理由のようですので、食事前でもとくに問題がない場合が多いのだろうと思います。
空腹時の服用を避けた方がよい薬や、空腹時に服用するような薬は、経管栄養の後や、時間を空けてなど、調節が必要でしょう。
一日に二回、三回飲むような薬は、内服される時間ができるだけ均等に分割された方がよいと思いますし、薬の内容ごとに、薬剤師や医師と相談し、看護師の作業手順もふまえて、決めるのがよいだろうと思います。

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