痰を出す技術 挿管患者の吸引・排痰ケア


この雑誌より。


痰を出す技術 挿管患者の吸引・排泄ケア

気管吸引の適応

1)患者自身の咳嗽やその他の侵襲性の少ない方法を実施したにも関わらず喀出困難であり、以下の所見で気管内に分泌物があると評価された場合
 ⅰ)努力呼吸が強くなっている
 ⅱ)視覚的に確認できる(チューブ内に分泌物が見える)
 ⅲ)胸郭聴診で気管から左右主気管支にかけて分泌物の存在を示唆する副雑音(断続性ラ音)が聴取される、
   または呼吸音の低下が認められる
 ⅳ)胸部を触診し、ガスの移動に伴った振動が感じられる
 ⅴ)誤嚥した場合
 ⅵ)ガス交換障害がある。血液ガスや経皮的酸素飽和度(SpO2)で低酸素血症が認められる
 ⅶ)人工呼吸器装着者
   a)「量設定モード」使用の場合:気道内圧の増加が見られる
   b)「圧設定モード」使用の場合:換気量の低下が見られる



気管吸引で起こりうる合併症
 循環への影響
   不整脈・心停止/徐脈・頻脈/血圧変動
 呼吸へ影響
   低酸素血症/低換気/無気肺/胸腔内圧の上昇・圧外傷(気胸)/気管支攣縮/窒息/無呼吸/感染/気管粘膜損
   傷、出欠
 患者の苦痛
   疼痛・不快感
 その他
   咳嗽の誘発による疲労/嘔吐/.頭蓋内圧亢進/潰瘍/肉芽形成
p57



挿管患者に気道吸引を行う際は、痰の貯留部位が人工気道内もしくは、人工気道末端から2~3cm以内にあることが望ましいとされています。p58



気管吸引を行うタイミングは、表1に示した状態から吸引の必要性があると判断し、さらに聴診で低音性連続性ラ音(Rhonchus、いびき様)を認め、痰が人工気道内にあることが確認されたときに行うべきといえます。p58




 

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