末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)管理の最新技術 血管アクセスデバイスの選択基準


この雑誌より。


血管アクセスデバイスの選択基準

選択基準となるポイントは、「用いる輸液薬剤」「投与期間(治療期間)」「患者の状態」「患者の希望」



用いる輸液薬剤のpH、浸透圧、発疱剤(水疱形成を起こしやすい薬剤)か否かp44~45


pH

米国のInfusion Nursing Society(輸液看護協会:INS)では、pH5未満、または9以上の輸液薬剤を投与する際は、抹消血管ではなく中心静脈血管を使用するように推奨している。

主な輸液製剤のpH
アルカリ性が強いもの
DHPG:11
フェニノイン:10-12.3
Bactrim:10
アンピシリン:8.5-10
5-FU:9

酸性度が高いもの
モルヒネ:2.5-7.0
バンコマイシン2.4-4.5
ドーパミン:3.3-3.6
ゲンタマイシン3.0-5.5
ペンタメジン:4.0-4.5



浸透圧

浸透圧についても、pHと同じように、血液に近いものが血管に対して刺激が低い。血液に近い浸透圧の輸液を「等張液」と呼ぶが、これは240~340mOsm/Lである。
米国INSでは600mOsm/L以上の輸液薬剤を投与する際には、CVカテーテルの使用を推奨している。
TPNでは1500mOsm/L以上もあり、ここまで高い輸液を抹消カテーテルから投与してしまうと、化学的静脈炎の可能性が高くなる。



既知の、刺激性の高い薬剤・発疱剤

「刺激性の高い薬剤」とは、血管に対して刺激が強いということであり、静脈炎を起こす可能性が高くなる。一方、「発疱性」とは、血管外漏出した際に、周囲の組織に対して水疱形成、組織壊死を起こしうる薬剤のことである

アミオダロン
アムホテリシン
ドーパミン(発疱薬)
ドブタミン(刺激薬)
KCL
モルヒネ
抗がん剤全般

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