留置ポート管理の最新技術


この雑誌より。



留置ポート管理の最新技術p51~p55


ポート穿刺に使用する針

ポートに穿刺する針は先端開口部でセプタムを損傷しないように、針の先端形状が加工されているポート専用の穿刺針を用います。これらの針は「ノンコアリングニードル」「コアレスニードル」「Huber(ヒューバー)針」などと呼ばれています。

通常型のポートは22G針で2000回異常の穿刺に耐えると記載されていますが、これらのデータは”セプタムをまんべんなく穿刺する”と想定したデータであり、中心部分を集中的に穿刺した場合には穿刺耐用回数はより少なくなると考えられ、注意が必要です。

一般に針径が太くなると(18Gや20G)と耐用回数はヘリ、細くなる(24G)と多くなると考えられています。



穿刺方法

穿刺部と周囲の皮膚をアルコル綿で、あるいはポピドンヨード、クロルヘキシジンアルコールなどの消毒薬で消毒してから穿刺します。

Huber針をポートに対して垂直に穿刺し、針が底に当たる感覚があるまで押し進めます。針の先端がポートの底面まで届き、皮膚面から翼面が離れすぎないように調節します。

ポートの針がセプタム内にしっかり入っていない状態で抗がん剤などを投与すると、薬剤が皮下漏出する原因となります。また過剰な力で穿刺すると針先が底面にあたって変形し、抜去時にセプタムを損傷する原因となるので注意します。

投与前の血液逆流については医師の間でも意見が分かれており、「カテーテルの損傷がないか血液逆流により確認すべき」という意見と、「閉塞や感染の原因になるため血液逆流はすべきではない」という意見があります。CVポートのカテーテルの種類によっては逆流防止弁がついていて逆流により弁が破損するものもあるので、投与前に血液逆流すべきかどうかは担当医師と相談してください。

穿刺後、カテーテルをフラッシュするために整理食塩液か注射用滅菌蒸留水を注入するとき、小さいシリンジをもちいるとセプタムにかかる圧が高くなりセプタムが破損する可能性があり、製品によっては10ml以上のシリンジを用いることが添付文書に記載されているものもあります。



ポートのロック

CVポートのカテーテルには先端が開口しているものと、先端に逆流防止弁をもたせたものがあります。先端開口型はヘパリン溶液等で陽圧フラッシュロック(1ml以上)を行います。逆流防止弁つきのものはヘパリンロックは必要ありませんが、生理食塩液あるいは注射用滅菌蒸留水でのフラッシュが推奨されます。



ポートの管理:輸液ライン

持続投与時のライン交換についてはフィルターの交換期限だる週2回か、あるいはHuber針が穿刺されている部位の皮膚の状態によって交換します。Huber針は一週間継続して同部位に穿刺されていると皮膚の炎症が起こるので、フィルターのない場合も1週間に1回程度の交換をめやすとしましょう。

CVポートを長期間使用しないときは、4週に一回程度のフラッシュを行いますp61

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