起こしちゃいけないインスリンの事故! インスリン製剤/注入器のトラブル


この雑誌より。

新人指導のための自己学習用として。



インスリン製剤/注入器のトラブル


「開封したばかりのプレフィルド式インスリンの注入ボタンを押してもインスリンがでない」というときは、落下させるなどの強い衝撃を加えた場合と、保管時に凍らせてしまった場合の二つが考えられるp68




凍結したインスリンの鑑別方法

1.インスリン結晶の凝集の有無

インスリン懸濁製剤(混合型、中間型〈NPH製剤〉など)は、凍結によりインスリンの結晶が凝集して大きくなるので、ある程度鑑別することが可能。

2.ゴム栓の状態

インスリン製剤が凍結するとカートリッジ内の体積が増加するため、ゴム栓がその影響を受けて膨張していることがある。
p69




インスリン製剤(カートリッジ製剤やプレフィルド製剤)は、開封後は室温に保管する
冷えたままのインスリンは、体温との差により、投与時に痛みの原因となることがある
冷蔵庫に入れたとき生じる結露が、注入器の故障の原因になることがある
p70




インスリン製剤の保管方法

開封前

カートリッジ製剤、プレフィルド製剤
冷蔵庫(2~8℃)
懸濁製剤は、立てたままの状態で保管しない

バイアル製剤
冷蔵庫(2~8℃)

開封後

カートリッジ製剤、プレフィルド製剤
室温(1~30℃)
高温(40℃以上)、低温(2℃以下)は避ける

バイアル製剤
冷蔵庫(2~8℃)

冷蔵庫内で保管する時は、凍結を避けるために、冷風が直接当たらない冷蔵庫扉の棚や野菜室などに保管する
p70




高温の影響

インスリンがタンパク変性することで、製剤内にあるガラス球が容器内側の壁面から離れなくなることがある
ほかに、懸濁製剤の白い結晶が変性して、色が変化することがある
カートリッジや中身の薬品に異常を見つけた場合は、新たなものと交換する


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