間違いだらけの市販薬「その使い方は逆効果」 週刊ポスト記事より 3回目
記事のタイトルはセンセーショナルになっているけど、
市販薬の使い方の注意点として、
参考になるところがある記事。
便秘薬
大腸刺激性下剤は、大腸の蠕動運動(伸縮)を刺激することで排便を促します。しかし、このタイプの便秘薬は、便意が突発的に来るのが特徴です。そのときにきちんと便を出せれば良いのですが、タイミングが合わずに我慢してしまうと、今度は『直腸型便秘』という別の便秘になるリスクが増加する。自宅などいつでもトイレに行ける環境で服用することが大切です」p54-p54
便秘薬も、
使いすぎると体が薬に慣れてしまって、
よりひどい便秘になってしまうこともあると思う。
基本的には、
食物繊維の摂取を増やしたり、
朝に排便を済ませる習慣をつけたりして、
自然に出ることを目指すことが大切だと思う。
それでも出ない場合に薬を使用するという程度で。
鼻炎の薬
「『血管収縮薬』というタイプの点鼻薬は鼻の粘膜の腫れを抑えることで鼻づまりを解消しますが、使用を重ねると、今度は鼻の粘膜が肥厚して鼻づまりがひどくなる『点鼻薬鼻炎』を起こすことがあります。」p55
鼻づまりというのも、
当人にとっては結構つらい症状だから、
症状を抑える薬も使う場合はあるとして、
根本的な原因について考えてみる必要があるのだろう。
湿布薬や塗り薬
インドメタシンなど『非ステロイド性抗炎症薬NSAIDs』が含まれている湿布は、筋肉の”痛み”だけを取り除く薬で、疲労までは取り除けない。この状態で激しい運動をすると、筋肉が痛んでしまいますp55
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で喘息発作を起こす人もまれにいて、
そういう人は、NSAIDsを含んだ湿布を貼っても、
息苦しさなどの症状が現れることがあるようです。
知らないと怖い【アスピリン喘息】喘息患者の注意点とは? - NAVER まとめ
市販薬を使うときには、
そういうことも覚えておくと、
役に立つことがあるかもしれません。
目薬
「抗菌薬の入っていない一般の市販目薬は眼精疲労に対処するもので、栄養ドリンクなどと同じようにビタミン剤が含まれている。細菌性の結膜炎やものもらいなど、細菌が原因の場合に患者がこの目薬をさすと、ビタミン剤が菌に栄養を与えてしまい、症状を悪化させるケースがあります」p55
目の表面には、絶えず少量ずつ涙が流れていて、
ゴミや細菌を洗い流したりしている。
目薬を使いすぎると、
自分の涙が目をきれいにする機能が低下して、
ドライアイになったりとか、目の感染症を起こしやすくなる可能性があるということも聞いたことがある。
目薬といっても薬は薬なので、
薬というものにはなんでも、
副作用があるということを忘れてはいけないなと思う。
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