薬の知識 マンニトール製剤

家にある資料を整理していたら、
むかし定期購読していたブレインナーシングという雑誌がでてきたので、
思い出しながら勉強。


マンニトール製剤

マンニトールは静脈内に投与すると血清浸透圧が上昇し、血液脳関門を比較的通りにくいため脳組織との間に浸透圧差が生じ、浮腫液を血中に移行させ脳浮腫を軽減する

生体内ではほとんど代謝を受けず糸球体で容易に濾過され、尿細管で再吸収されないため、利尿作用を示す

マンニトールは大量投与により血中濃度上昇が高度になると、ある程度の脳蓄積は避けられず、投与中止後に血中濃度が低下してくると浸透圧の逆転が生じ、血中の水分が組織に逆移行して脳浮腫が増悪することがある(反跳現象)

長時間かけて投与すると正常組織よりも損傷脳組織に存在する量が多くなり反跳現象が強く現れるので、短時間で急速投与する場合が多い

その場合、急速な循環血漿量増加にともない心不全をきたしたり、腎障害、電解質異常をきたしやすくなる

濃グリセリン果糖製剤では、グリセリンが脳組織で代謝され組織内濃度が低下するためマンニトールより反跳現象が起こることは少ないと言われている

マンニトールは、脳血流増加作用、フリーラジカル補足作用を持つともいわれています。さらに濃グリセリン果糖製剤より作用が強力でかつ急速であるため急速に頭蓋内圧を降下させる目的で投与されることが多い

脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、頭部外傷などの脳内占拠病変により脳ヘルニアの切迫徴候(瞳孔不同、意識障害、麻痺など)があるときに緊急に使う

手術による減圧を前提として投与されることもある


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