ナースマネジャー 2016年12月
”会議は時間管理の視点が大切 充実した会議にする9つのルール”より
会議進行のルール
ルール1:必ず定刻にスタートする
・時間どおり始まる習慣を定着させよう
・「時間になりましたので始めます」を合言葉に
ルール2:説明は簡潔に、資料を朗読しない
・「3分以内」を習慣に…
ナースマネジャー2016年12月号
”コンクリフトを解消する多職種カンファレンス・部署ミーティングの進め方”より
最終的に「患者によりよい医療・ケアを提供したい」という目的は同じであったにもかかわらず、師長であった著者は、紛糾を解決することができなかった。これは、コンクリフト・マネジメントで必要な「どちらが正しいか」の見方を…
ナースマネジャー2016年12月号より
師長のファシリテーションに必須!「話し合いの場」を活性化させる“とっておきのスキル”
まず、
多くの組織では、管理者が過去の成功体験に基づく自分なりの結論に向けて会議を引っ張っていきます。しかし、このやり方ではメンバーが発言する気にならず、モチベーションも下がってしまいます。p1…
週刊女性セブン 2017年 11/23 号
”便秘薬を飲み続けると大腸がんも!”より
慢性便秘症診療ガイドラインに触れながら、
便秘薬や便秘になりにくい生活習慣について簡単に解説されている。
便秘とは
本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態
便秘になりにくい人の特…
この本を読んでいる。
内容のまとめ6回目
5.蘇生と終末期に備えた話:アドバイスケアプランニングと意思決定
エビデンスの要所
・転移のあるがん患者の蘇生の成功率は5%前後である
・(英語圏の研究で)話し合いを促進する介入を行うことで蘇生を希望しない患者が増加する
・(英語圏の研究で)早期から緩和ケアチームが関…
この本より、5回目。
4.鎮静(セデーション):苦痛緩和の最後の手段p58~(last resort)
エビデンスの要所
・症状緩和のための鎮静は30%の患者に必要である
・ドルミカムを用いた鎮静は80~90%に有効で。概して安全である
臨床でのボトムライン
・安楽死との区別を明確にするのに薬…
この本より。
4回目。
輸液:する?しない?と輸液の価値 p41
エビデンスの要所
終末期の水分動態の本態は、膠質浸透圧の低下と細胞膜透過性の亢進による血管内脱水である(静水圧=輸液量だけで規定されるのではない)
患者の口渇は、血液の濃さ(浸透圧)、血管内の水分、口の状態(口呼吸、口内炎)で決まる。輸液…
家にある資料を整理していたら、
むかし定期購読していたブレインナーシングという雑誌がでてきたので、
思い出しながら勉強。
塩酸ニカルジピンン(注射液) ペルジピン
脳血管拡張作用、冠血管拡張作用、血圧効果作用を示すとして開発され、注射液は異常な血圧上昇、急性心不全に用いられる
ジヒドロピリジン系のカルシウム…
家にある資料を整理していたら、
むかし定期購読していたブレインナーシングという雑誌がでてきたので、
思い出しながら勉強。
塩酸ジルチアゼム
製剤:ヘルベッサー注射用
塩酸ジルチアゼムはベンゾチアゼピン系のカルシウム拮抗薬に分類される
細胞膜においてCa²⁺の流入を阻害(Ca&su…
家にある資料を整理していたら、
むかし定期購読していたブレインナーシングという雑誌がでてきたので、
思い出しながら勉強。
カルシウム拮抗薬
細胞膜においてCa²⁺の流入を阻止(Ca²⁺と拮抗)することにより血管平滑筋に作用し血管の収縮を抑え、血圧を下げる
血圧低下作用…
家にある資料を整理していたら、
むかし定期購読していたブレインナーシングという雑誌がでてきたので、
思い出しながら勉強。
マンニトール製剤
マンニトールは静脈内に投与すると血清浸透圧が上昇し、血液脳関門を比較的通りにくいため脳組織との間に浸透圧差が生じ、浮腫液を血中に移行させ脳浮腫を軽減する
生体内ではほとんど…
この本より。
三回目。
PPIの算出方法
ネット上ではこのページにPPIの算出方法が書かれている。
↓
E.予後の予測 | 聖隷三方原病院 症状緩和ガイド
PPIの算出に関する補足として、本書に書かれていること。
p32~p33
「経口摂取の低下」では、経口摂取の程度に応じて点数をつけ…
この本より。
がん患者では、死亡数週間前までADL(起居・歩行などの日常生活)が維持されている場合が多く、死亡直前になって「急速に」悪化します。
p25
医師は患者の生命予後を「楽観的に予測する傾向がある」p26
予後予測に用いられる尺度
短期の(週単位の)生命予後を予測する尺度
・P…
この本を読んでいる。
重要だと思うところのまとめ。
1.死亡までに生じる変化と機序:死亡までにおこること
エビデンスの要所
・死亡前1週間から生じる、performance status(PS) の低下、意識レベルの低下、水分の嚥下困難はほとんどの患者で生じる(早期死亡前兆候)
・死亡当日に生じる、…
この雑誌の「7人の名医が選んだ薬を飲むならこの10種類だけでいい」という記事より。
それぞれの分野で名医といわれる医師7人が、
それぞれ薬をあげているので、
あげられている薬は10種類だけではないです。
例えば、
浜松医科大学名誉教授 高田明和医師があげている薬は、
生活習慣病で頼るべき薬として、
アムロジピン…
この雑誌より。
覚えておくと役に立つかもしれない統計データ。
昨年一年間で全国の警察に届け出があった行方不明者のうち、「認知症」を患っていた人数は1万5432人。前年に比べ26.4%も急増した。増加ペースは年々上がっており、今や行方不明者のおよそ2割を占める。p29
交通死亡事故に占める75歳以上の人が起こす事故の…
記事のタイトルはセンセーショナルになっているけど、
市販薬の使い方の注意点として、
参考になるところがある記事。
便秘薬
大腸刺激性下剤は、大腸の蠕動運動(伸縮)を刺激することで排便を促します。しかし、このタイプの便秘薬は、便意が突発的に来るのが特徴です。そのときにきちんと便を出せれば良いのですが、タイミングが合…
記事のタイトルはセンセーショナルになっているけど、
市販薬の使い方の注意点として、
参考になるところがある記事。
「市販の鎮痛薬を服用すると胃の粘膜を荒らし胃痛を起こすケースがあります。特に、鎮痛成分のアスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェンを含むものは胃痛を引き起こすリスクが高い。用法・用量を守れば胃痛が起きない…
記事のタイトルはセンセーショナルになっているけど、
市販薬の使い方の注意点として、
参考になる記事だと思った。
記事より抜粋。
「O-157やノロウイルスなどの感染症が原因の場合は、決して下痢止めを使ってはいけません。ウイルスや細菌が腸内で活動しているときに下痢止めを服用して排泄を止めると、それらが長期間腸内にと…
医者はこうして患者にウソをつく 週刊現代記事より 感想8
「自分で調べてくる面倒な患者」はこうやって撃退するp170
「たとえば高血圧や糖尿病の患者で、『この薬には副作用があると聞いたから飲みたくない。別の薬に替えて欲しい』と言われることが最近増えてきています。そういう時は、『でも最新の学会でこういう効果があると証明…
医者はこうして患者にウソをつく 週刊現代記事より 感想7
嫌いな患者はこう言ってこなくさせるp169
『うーん、どうもこれ以上は私の力では何ともできないですね。ご期待に添えるような治療は提供できそうにないですね』
『自分は専門外なんで、ちょっと分かりません』
『どうぞ、他の病院で診てもらってください』
…
医者はこうして患者にウソをつく 週刊現代記事より 感想6
「手術を受けさせる」ために、ウソをつくp167
『手術しか方法がない』
―本当は手術をしたからといって完治する保証はないし、失敗した事例もあるのですが、それは絶対口にしません
『寿命が延びる』とウソをつき手術を選択させた。
『こっちの手術のほうが身体…
医者はこうして患者にウソをつく 週刊現代記事より 感想5
「これは最新の薬だから効果が高いと、とにかく新薬をすすめる。以前の薬でも問題なかったのに、製薬会社のためだけに処方するんです」p166
「新薬の治験のために、患者さんに未承認の薬を勧めることもあります」p166
一般的な治療で対応できる患者さんに『治験薬のほ…
医者はこうして患者にウソをつく 週刊現代記事より 感想4
「うつ病を治すには薬を飲むしかないと、すぐに向精神薬を処方する先生がいる」
精神科系の疾患は、内科系の疾患以上に、
薬を飲むことに関して難しい問題が横たわっていると思う。
血液データとかで、
薬の効果が見えるわけではないから。
患者さんの様子と…
この雑誌の「医者はこうして患者にウソをつく」という記事を読んだ感想の三回目。
「薬を嫌がる高齢の患者さんに『じゃあ、何があっても自己責任ですからね』と強い口調で迫って、無理やり処方していた」p166
わずかな薬でも重大な副作用がおきる人もいるわけだから、
薬を嫌がる患者さんがいても不思議なことではないと思う。
…
この雑誌の「医者はこうして患者にウソをつく」という記事を読んだ感想の二回目。
医者は患者の都合ではなく自分の都合でウソをつく。特に顕著なのが薬の処方だ。実際には飲まなくてもいいのに、患者にウソをついて、実は無駄な処方をしている医者はすくなくない。
「風邪に抗生物質は効果がないのに『もし感染症になったら大変だから』と脅…
テレビや雑誌は影響力が大きいので、
読んでおいたほうがいいのかなと思って読んだ。
衝撃的なタイトルじゃないと雑誌が売れないので困るのだろうけど、
医療不信をつのらせるような記事はデメリットも大きい気がする。
以下は、この記事を読んだ私の感想ですが、
この記事は全体として、医師の発言の一部を取り出してケチをつけている…
この本より。
メッセージ26.私はね、いまだかつて一回も予後の告知はしたことがないの。
本文より
「”進行するがんを持っている”と言うのは病名告知だけど、何日もつかといういうことは医師でもわからない」
「”いい環境というのはどういうことか”を考えてあげることだね。環境をよくして親しい友達を呼んであげることで、…
2006年発行の第1版をかなり前に読みました。
務めている病院で、電子カルテを導入するときの、
看護部門の担当だったこともあり、
勉強したのです。
内容は、
だいぶ古くなっているところもあるなと思いますが。
以下、
勉強になったと思うところ。
ウェブフォームに入力した内容の暗号化にはSSLとい…
ディグニティセラピーについて知りたいなと思って読んだ。
ディグニティセラピーについては少し触れられているだけだったけど、
生と死についてとても考えさせられる本だった。
ディグニティセラピーとは
ディグニティセラピー(Dignity Therapy)は、終末期の患者のスピリチュアルケアの一つとして患者の尊厳…
この本より。
メッセージ25
関節リュウマチでは”悲しい人”では痛みが強いの。だから、患者には”希望”を与えないとね。
本文より
「リュウマチの人は、脈をとろうとして手を少し取っただけでも、とても痛いと訴えます。だから、患者の痛みを理解している医師は、手を引っ張るようなことはしない。そこをわかって行動すると”自分の痛…
この本より。
メッセージ24
慢性疾患では本人の気持ちがさわやかであることが大切だからね
本文より
看護師が「退院すると血糖値が上がってしまう」と言うのに対し、日野原先生は「退院してマイペースになるのなら、あまり教育入院の効果はないかもしれないね。家に帰ったときに自分でできるようにするのが”教育”なのだからね」と教育…
この本より
メッセージ23
不安がなくなったおかげで食べられるようになったんだね。
本文より
日野原先生が昭和24年に初めて病名の告知をしたときのケースを例に出し、「がんの患者さんでね。奥さんは夫にがんだと知らせないでくれ、と言っていたんだけどね。盛んに吐くようになってから往診したとき、患者さんは奥さんを下げさせて、…
この本より。
メッセージ22
物忘れがひどくても、判断力と人としての感情があれば認知症といえないね。
本文より
認知症の江川淑子さんは、高血圧や気管支喘息の既往があり、11種類もの薬を服用しているため、飲み忘れが心配です。
日野原先生は「これだけたくさんの服薬があれば、元気な人でも飲み忘れがあると思うのだけどね。そ…
この本より。
メッセージ21
過去の記憶の中に満足感を引き出すような会話が必要なの。
会話を上手につなげるには、
相手に興味を持つことだと思う。
そして、
相手に興味を持つためには、
相手の中に、自分が興味のわく部分を探っていく必要がある。
相手の中の自分が興味がわく部分というのは、
自分と相手とで…
この本より。
メッセージ19
ポータブルトイレは排泄のための椅子。そこに座ろうとする気は起きないでしょう。
家具調のポータブルトイレに座る訓練をしているということを聞いて、日野原先生がいった言葉。
看護師をしていると、ときどき、普通の感覚がなくなるなと思うことがある。
ポータブルトイレ自体、使い馴れていない…
この本より。
メッセージ19
快適な身体刺激を与えることで心が和らぐのだね。
本文より
「ホスピスのターミナルケアでボランティアができる一番いいことは、マッサージしながら少しずつ話をすることなの。ただ、話をするだけでなく、マッサージしたり、髪をとかしてあげると、患者さんの気持ちが乗ってくる。快適な身体刺激を与えること…
この本より。
メッセージ18
リハビリというのは何のためにするのかな。この人にとって、何が大切なケア?
リハビリの担当の人に、
リハビリのためにリハビリをしているのはよくない、
ということを聞いたことがる。
今日も頑張ってリハビリしよう!
と思う患者さんの目指すところは、
自分の体力や身体能力が少しでも向…
この本より。
メッセージ17
”残っているもの”を引き出すには何をすればよいかを考えることが大切ですよ。
本文より
長谷川式スケールの評価は”失われたものの評価”だけども、”残されたものの評価”も大切だと思う。そして、訪問看護師いが”残っているもの”に対してアプローチすることで、認知症の人と家族の相性ができてくるので…
この本より。
メッセージ16
かたくなな態度をとる介護者だとしても心を開かせることはできるはずなの。
本文より
「訪問看護師は家の中に入るので、たとえ、かたくなな態度をとる介護者だとしても、やがて心を開かせることができるはずなの。それには、誠実にゆっくりと穏やかに接することが大切になるね」
忙しい看護師の頭の中…