この雑誌より。
新人指導のための自己学習用として。
インスリン自己注射における各操作の注意点
懸濁性のインスリン(中間型、混合型、二相性型)の振り混ぜ方が不十分だと、懸濁が不均一となり、インスリンが濃い場所と薄い場所が混在することになる
振りすぎて困ることはないので、十分に混和する
透明な製…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習用として。
インスリン製剤/注入器のトラブル
「開封したばかりのプレフィルド式インスリンの注入ボタンを押してもインスリンがでない」というときは、落下させるなどの強い衝撃を加えた場合と、保管時に凍らせてしまった場合の二つが考えられるp68
凍結した…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習用としてのまとめ
起こしちゃいけないインスリ事故!
インスリンの濃度は100単位/mlで、1バイアル1000単位に統一されている
p60
製剤名の表記
ノボリンRの「R」は速攻型(rapid-acting insulin)を表す
ノ…
新人を指導するときの豆知識
輸血 Ir-RBC-LR(照射赤血球液-LR「日赤」)の一単位の量
一単位は約140ml。
↓
薬価・診療報酬|輸血の実施|医薬品情報|日本赤十字社
血液保存液 (CPD液) を28mL又は56mL混合したヒト血液200mL又は400mLから白血球及び血漿の大部分を除去した赤血球層に赤血…
新人を指導するときの豆知識。
Ir-RBC-LRは、Irradiated Red Blood Cells, Leukocytes Reducedの略
irradiated: 照射を受けた
Leukocyte:白血球
reduced:減じた
新人指導のための復習。
その都度思い出しておかないと、
どうだったか忘れてしまうので。
HCO3- + H+⇔ H2O + CO2の式のうち、
代謝性アシドーシスでは、増加したH+を減らすためにHCO3-が少なくなっている。
メイロンを投与するとHCO3-が増加して緩衝式は右へ移動するので、H+ が減る。
…
この本より。
7.上手に人の力を借りてね、ナースはマネジメントすればいいの。
本文より
訪問看護師は「病院から検査データをいただけないことがありますが、”データは患者さんのものだから”患者さんにも訪問看護師にもデータは必要です」と言いました。
日野原先生は「僕はその考え方には異議があるな。それではチーム医療は…
少し古いですがこの雑誌より。
新人指導のための自己学習用として。
過信しないで!パルスオキシメータ
p14-30
PaO2がどんなに上昇しても、SpO2は100%が上限
PaO2100mmHg以上の高酸素血症の状態では、パスルオキシメータでは酸素かの変化を捉えることができない
SoO2 PaO2の…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習。
2種類以上の注射薬を輸液に混注する場合には、まずpHの近い注射薬から順番に混注する
(基礎輸液にpHの”低い順”に混注する。ないし、基礎輸液にpHの”高い順”に混注する)
pHが離れている注射薬を混注すると、配合変化の可能性が高まってしまうから
p52
…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習として
投与間隔・順番に注意したいくすり
p50-51
アドリアシン注用投与後5~30分経ってからパクリタキセル(アブラキサン点滴静注用、タキソール注射液)を投与
アドリアシン注用の前にパクリタキセルを投与すると、アドリアシン注用の排泄が低下しアドリアシン注用の血…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習用として。
”薬効が弱く出る”相互作用
①CYPの誘導
フェノバルビタール注射液と、アドシルカ錠、エジュラント錠、ブイフェンド錠、などを併用すると、CYPの作用が増強され、薬の代謝が促進される。
②吸収の阻害
オメプラール注用、タケプロン静注用な…
この雑誌より。
新人指導のための自分の勉強として。
相互作用 禁忌薬
”薬効が強く出る”相互作用
p40-45
①CYPの作用を阻害
抗真菌薬はCYPを阻害する作用が強く、同じくCYPで代謝される併用薬の効果を増強する
イトリゾール注
ジフルカン静注液
ブイフェンド静注用
プロジフ静注…
この雑誌より。
新人指導のための自分の勉強として。
混注後、投与までの時間が限られくすり
抗菌薬
キュビシン静注用:12時間
メロペン点滴用:6時間(冷所保存時は24時間)
チエナム点滴静注用:4時間
バクトラミン注:2時間(75ml希釈時。125ml希釈時は6時間)
抗真菌薬
アムビゾーム点滴…
この雑誌より。
新人指導のための自分の勉強として。
混注時に注意したいくすり
(溶解液や順番に特殊性があるもの)
p33-36
生理食塩液で溶解できない注射液
注射用水に溶解後、生理食塩水または5%ブドウ糖液で希釈
ハンプ注射用
エリスロシン点滴静注用
注射用フサン
(注射用フサンは5…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習用
その他注意が必要な注射薬
血液製剤、分子標的薬などの蛋白製剤
他剤と混合することで、凝集・凝固・溶血・蛋白変性等を起こす恐れがある
アルブミナー静注
献血アルブミネート静注
献血ヴェノグロブリンIH静注
献血ベニロン‐I静注用
濃厚血小板‐LR…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習のために。
この薬とあの薬キケン! 配合禁忌薬・単独ライン指定薬
酸―アルカリ反応に注意が必要な薬
酸性
イノバン注
ペンタジン注射液
ソセゴン注射液
シプロキサン注射液
アルカリ性
ネオフィリン注・点滴用バッグ
アプニション静注
ラ…
この雑誌より。
新人指導のための自己学習。
この薬とあの薬キケン! 混注時&ベッドサイドで注意したい「配合変化」と「相互作用」
側管注時に注意したいくすりの例
TPN輸液アミノトリパ1号にドルミカム注射液を側管注する場合
ドルミカム注射液を5倍希釈してから投与することで配合変化を防げる
ア…
この雑誌より。
新人指導のための自分の勉強として。
この薬とあの薬キケン! 混注時&ベッドサイドで注意したい「配合変化」と「相互作用」
配合変化の機序による分類
物理的変化
1.溶解度
例 チエナム点滴静注用0.5gは、100ml以上の輸液でないと溶解しない
2.非水溶性溶媒
例 …
この雑誌より。
新人指導のために勉強している。
使える看護テクニック! ベテランのコツ&必須知識パート2 モニタ管理
SpO2だけで患者状態の評価をしない
高熱がある、全身状態が悪化している患者は、代謝が亢進しているため、酸素解離曲線で考えられる値は通用しません。p106
マシモ社のパルスオキシメー…
この雑誌より。
新人指導のための学習として。
使える看護テクニック! ベテランのコツ&必須知識パート2
気管吸引のコツ
・吸引カテーテルの挿入は、鼻腔の構造を理解したうえで実施する
・挿入直後はやや上向きに、その後は下鼻甲介に沿わせるように、ゆっくり挿入する
・陰圧はかけずに行う
・吸引カテーテルは…
この雑誌より。
新人指導のための復習として。
バルビツール酸系
昔は不眠時にバルビツール酸系睡眠薬が使用されていた。
現在はこの系統の睡眠薬は、ほとんど使われていない。
抗ヒスタミン系、メラトニン受容体刺激薬
抗ヒスタミン系薬剤のヒドロキシジン(アタラックスP)は、身体疾患に伴う不眠の患者にも比較…
この雑誌より。
新人指導のための自分の復習として。
今さら聞けない”眠剤”の使い方 観察のポイントQ&A
初めて睡眠薬を使うときにナースが気を付けておきたいポイントは?
ポイント1:特に高齢者での予想以上のふらつきに注意する
ポイント2:患者さん自身の睡眠の印象を聞く
ポイント3:日中の活動と…
この雑誌より。
新人を指導するにあたり、自分の復習として。
痰を出す技術 痰をだすための体位調整・呼吸介助のポイントp67~
体位ドレナージの基本は患側肺・病変部位を上にとること
ただし、疾患や病態、あるいは深い鎮静状態によって咳嗽反射が減弱・消失している場合に体位ドレナージする際には、健側肺への分泌…
この雑誌より。
痰を出す技術 臥床(寝たきり)患者の吸引と注意ポイントp62~
口腔内吸引
カテーテルのサイズ(成人)
12Fr(嘔吐や吐血など、吸引物が大きい場合や一度に多量に吸引する場合は14Frなどやや太いカテーテルを用いることも)
挿入の深さ
10cm~15cm
吸引圧
150mmHg~2…
この雑誌より。
痰を出す技術 挿管患者の吸引・排泄ケア
気管吸引の適応
1)患者自身の咳嗽やその他の侵襲性の少ない方法を実施したにも関わらず喀出困難であり、以下の所見で気管内に分泌物があると評価された場合
ⅰ)努力呼吸が強くなっている
ⅱ)視覚的に確認できる(チューブ内に分泌物が見える)
ⅲ)胸郭聴…
この雑誌より。
痰を出す技術、
「”本当にそれは痰なの?”見直したい吸引のアセスメン」トp51~56
肺機能障害
1.換気障害
口元での換気量低下
(気道狭窄、呼吸筋麻痺、呼吸中枢障害、神経伝達路障害)
死腔増大による有効換気量低下
(COPD・ARDSの進んだ状態、DIC、肺塞栓)…
この雑誌より。
ネブライザー療法の効果と手技の根拠 ネブライザー療法の本当の効果Q&A p56~64
A.ネブライザーの施行時の効果的な体位は?
Q.ネブライザーの施行時の体位に関する明確な根拠はありません。重要なのは、患者が安楽でゆっくりと深く息を吸うことができる体位であることです。全身状態を評価したう…
この雑誌より。
ネブライザー療法の効果と手技の根拠 ネブライザー療法の本当の効果Q&A p41~p53
A.水のネブライザー療法で、固い痰がほんとうにやわらかくなるの?
Q.やわらかくなります。ただし、ネブライザーの効果はそのときだけで、しばらくするともとに戻る。身体への水分補給のほうが、自然で効果的
…
この雑誌の特集より。
ネブライザー療法の効果と手技の根拠
吸入療法にもちいられる装置の種類と特徴p34~40
ジェット加圧型ネブライザー
エアロゾル粒子の大きさが1~10μm
超音波型ネブライザー
・1~5μmの均一な細かいエアロゾルを大量に発生させることができる
・反面、多量のエアロゾルはガス…
職場で新人に教える必要性もあり、
基礎の復習。
参考にした本。
「尿道留置カテーテル」抜去の基準とケアp28~p31
基本は、
カテーテルを留置した原因を取り除くことができれば抜去する。
尿閉を招く疾患
男性では、前立腺肥大、前立腺がん、神経因性膀胱、尿道狭窄
女性では、神経因性膀胱。
…
医師とナースのカンファレンスがないと解決の道はなさそうだね。p24
本文から。
「このケースはナースだけでは限界があるね。もう少し医師が積極的に長男に話をしてくれるといいのだけども。医師とナースのカンファレンスがないと解決の道はなさそうだね。看護には全体のマネジメントが必要なのに、これがなかなかできていない状況だ…
5.ケアをしている”ナースの目標”はどこにあるの?
本文から。
日野原先生は「ケアをしている”ナースの目標はどこにあるの?そこがよくわからないね。このケースは何が本当のプロブレムなのかな。患者さんからの訴えはないし、合併症も起こしていない。はっきりとした問題が出てこないね」と基本的なことを指摘しました。p22
…
最後の感想です。
介護保険が始まり、世界でも群を抜く安定した介護環境ができたことで、少しだけ困った現象が出てきました。それはご家族が、介護はプロに任せたほうがいいと思ってしまったことです。いわゆる三大介護(食事・排泄・入浴介助)などは介護のプロに任せていいと思いますが、任せられないのが心のケアです。p171
ケア…
この本の感想、その6。
自分のこととして考えてみてください。ひとつは自分の身体が動かなくなり、物忘れも激しく、要介護3という介護度をもらって、「あなたは介護が必要な高齢者ですよ」と周囲から言われたとしましょう。子供たちからは、会えば困ったという顔をされる。日々、顔を合わせる介護スタッフたちは優しいときもあるけれど、急い…
この本の感想、その5。
考えさせられる本だったので、
感想がまだつづきます。
高齢者介護について大切な考え方だと私が確信しているのは、それまでの人生になかったことを彼らの心に今さら導入するのは難しい、ということです。p131
だからこそ、
その人が経験してきたことを知ることが、
大切になるのだな。
…
この本の感想の3回目。
人間の生活にはオンもオフも必要です。高齢になったらずっとスイッチオフの生き方をしたほうがいいのでしょうか。現在の高齢者介護で行われているのは、ずっとオフの人生を作ることです。p122
あらためて言われると驚きがある。
入院している患者さんの場合は、
病気の治療がひと段落するまではオフで…
この本の感想の3回目。
今回も、本文を参照しながら見ていきます。
回想法の目的
回想法の目的をひとことで言ってしまうと、「昔を思い出して、皆で語り合うことで楽しい気分、幸せな気分になる」ということです。そして、それが、「認知症やうつ病の症状を改善させる」ということです。p89
同窓会とかで久しぶりに会…
この本の感想の続き。
家で死ぬということは、最後まで自分が主人公でいられる。過剰医療をさけることができ、苦痛を軽減できる。家族は、看取りをやり遂げた達成感を持つことができる。p23
達成感があるのは、
やはり大変なことでもあるから。
家で看取るということがまだまだ少ない現在では、
なんで病院に連れて…
小さくて薄い本。
内容もコンパクトだけど、
諸外国における終末期への対応について話は、
とても参考になると思った。
以下、本書より参考になったと思うところを参照。
欧米豪では、高齢者が終末期を迎え、食べられなくなっても、点滴や経管栄養を行わず、食べられるだけ、飲めるだけで看取ることが一般的となっている。…
この本の個人的まとめ。
これで最後です。
正確には本書を参照してください。
がん疼痛ケアの実際
ペインスケールについて
「痛みが出現したとき」「鎮痛薬を使用したとき」「鎮痛薬が効いてくる時間(最高血中濃度)」を目安に、痛みの強さをペインスケールを用いて記入してもらうと効果的に活用できる。p133…