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zoom RSS 採血に関する勉強会のまとめ

<<   作成日時 : 2014/12/09 23:07   >>

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採血に関する勉強会があったのでそのまとめ。

大筋としては、
標準採血法ガイドライン―GP4ーA2の説明。

すでに知っていることも多かったけど、
勉強になったこともいくつかあった。


勉強会で学んだことから、
覚えておこうと思ったところ。


患者が採血される側の手を軽く握ることにより、血管の怒張が促進される効果がある。強く手を握ることや、何度も手を握ったり開いたりを繰り返すクレンチング動作は、カリウムなどの検査値に大きく影響を与える。

真空採血で、一本の採血針より採血する本数は原則6本まで
採血管の本数が増えるに従って、採血針のゴムスリーブからの血液の漏れ出しにより採血管上部やホルダを血液で汚染するリスクが増加する。




採血の順序

真空採血の場合

直針
@凝固検査用採血管
A赤沈用採血管
B血清用採血管
Cヘパリン入り採血管
DEDTA入り採血管
E解糖阻害剤入り採血管
Fその他

翼状針
@血清用採血管
A凝固検査用採血管
B赤沈用採血管
Cヘパリン入り採血管
DEDTA入り採血管
E解糖阻害剤入り採血管
Fその他

翼状針で採血した場合、一番最初に凝固検査用採血管に採血すると、空気が入って採血量が変わってしまう可能性がある。



シリンジ採血時の分注順序

@凝固検査用採血管
A赤沈用採血管
Bヘパリン入り採血管
CEDTA入り採血管
D解糖阻害剤入り採血管
E血清用採血管
Fその他

採血から採血管への分注まで時間がかかった場合、血液が凝固して正確な検査値が得られなくなる。そのため血液の凝固の影響が大きいと考えられる検査項目の順に分注する。



すべての採血管で転倒混和が必要

生化学検査・血清学検査用の採血管は凝固促進剤として(接触因子・セライト)を管壁に塗布しているので転倒混和をする事で凝固を早める。

特に急速凝固感(RC管)ではトロンビン・トロンビン様酵素を添加しているので、転倒混和が不十分な場合は部分凝固が発生して分離不良(フィブリンの析出、溶血)などの要因となる。



溶血の原因

採血量が規定量まで達しないまま採血管を放置すると、陰圧により赤血球が破壊されたり、薬品管では、薬品との浸透圧の影響で溶血が発生する場合がある。

シリンジで真空分注する際に、シリンジの押し子を押すと血球に圧が掛かったり、血液が泡だったりして溶血する場合がある。分注する場合は、ゆっくりと血液が泡立たないように管壁に沿うように注入する。

シリンジ採血の際に強く押し子を引くと、圧により溶血する場合がある。

強い転倒混和、振動は血球の皮膜が破壊され溶血する可能性がある

細い注射針でのシリンジからの真空分注は、血球の皮膜にダメージを与えて溶血する場合があるので、シリンジでの採血および真空分注は22ゲージ以上の注射針を使用する。

保存の際の凍結による溶血

溶血性貧血などの場合の溶血

採血前の皮膚消毒の乾燥が不十分な場合、痛みが増したり溶血する場合がある



溶血による影響

LDH K AST Fe アルギナーゼ アルドラーゼ 酸性ホスファターぜ 遊離ヘモグロビン などが高値になる



採血量、採血時の注意など

真空採血で翼付静脈針を使用した場合、チューブ内の空気(約0.4ml)が採血管内に吸い込まれるため、凝固検査等の正確な採血量が必要な検査は、2本目以降に採血をおこなう。

シリンジのガスケットと外筒には抵抗があるため、シリンジの押し子が停止したときに、採血量が規定量に達しない場合がある。そのような時は、手でゆっくりと採血ラインまで押し子を押す必要があることがある。

採血中、針先が血管壁に張り付いて採血ができない可能性があるとき、針を少し回転させると採血可能となる場合がある。神経損傷がおこらないように注意が必要。

真空採血管は経時的に管内の陰圧が低下していく。製造時には、規定量より若干高い陰圧となっている。

血圧が高い場合に、採血量が多くなる場合がある。

駆血帯を強く締めた場合に、採血量が多くなる場合がある。

採血する場所の温度が低い場合に、採血量が多くなる場合がある。

採血管内の温度が低い場合に、採血量が多くなる場合がある。

大気圧が高い場合に、採血量が多くなる場合がある。

採血場所の標高が高い場合に、採血量が少なくなる場合がある。

凝固・線溶系の採血管では、採血量の目安ライン中心より±3mmまでは、採血量の許容範囲とされている。

採血管の内壁とゴム栓の隙間に血液が付着して、採血量が少なく見えることがある。遠心分離をすると液面が上昇する。



神経損傷防止対策

・以前に神経損傷が起きた可能性がある場所は穿刺しない
・確認できる血管を穿刺する
・橈側皮静脈、正中静脈、尺側静脈の順に候補とする
・手背も候補とする
・翼状針を使用することも考慮する
・探り動作はしない



その他

HBs抗原の高値化、偽陽性
凝固が不十分な場合に、発生する可能性がある。

血中薬物濃度の測定
分離剤が影響する場合がある。影響がある場合は、プレイン(PS)管か、PN管を使用する。




※使っている道具などによって、現場ごとにも違いがあると思いますので、正確には、自分の働いている病院の採血マニュアルなどを参照してください。

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