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zoom RSS 摂食嚥下研修のまとめ2

<<   作成日時 : 2015/02/26 05:18   >>

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去年の終わり頃に受けた摂食嚥下に関する研修のまとめ。

いまごろですが、学んだことを自分の覚えとして書いておきます。



高齢者の窒息事故が増えている。

窒息のリスク要因
・高齢者の窒息では特に、認知機能の低下、食の自立、臼歯部咬合の喪失がリスク要因である。
  ※認知機能の低下した方の自力摂取では、丸呑みや詰め込み等が見られる。
  ※義歯をはめることで、咬合支持の回復し、窒息の発生率は低下する。
・加齢に伴う嚥下機能の低下、中咽頭の形態の変化



経管栄養注入後の胃食道逆流の判断
・誤嚥性肺炎が疑われる
・原因不明の発熱
・口腔・咽頭分泌物が多い
・口腔より甘い(経管栄養剤の)匂いがする



胃食道逆流への対策
・半固形化栄養法
・上半身を挙上(注入中、注入後30〜120分、常時)
・投与速度を半分にする
・ガスモチン、プリンペラン、エリスロマイシンなどの薬物で胃排出能や腸蠕動を改善する
・薬剤(マグミット、ラキソベロン等)での便秘の改善



半固形化栄養法の実際
・粘度:20000cp
・量:300〜600ml
・注入時間:5分〜15分
・ねらい:胃壁を十分拡張させることで蠕動運動を誘発する


半固形化栄養法でわかってきたこと
・一定量、一定時間での注入でなければ効果が少ない
・エレンタールいとろみをつけて胃内に注入しても胃液と反応して液体になって しまう
・水にとろみ剤を混ぜて注入しても胃内で増粘効果は認められない
・増粘剤と栄養剤の相性で、とろみのつき方が違う


誤嚥性肺炎の要因
・誤嚥物の性質(酸性物、高浸透圧)
・誤嚥物の深達性(咳嗽の欠如)
・口腔・咽頭の細菌(口腔・咽頭衛生不良)
・患者の抵抗性(低栄養状態・臥床)
・誤嚥の量(重度の嚥下障害)



摂食嚥下機能障害を起こす主な薬剤
・抗コリン薬:副交感神経を抑制
  唾液分泌を低下 消化管蠕動の低下、LES圧低下
・抗精神病薬:ドパミンの低下 サブスタンP低下
  嚥下反射 咳反射の減弱
・抗不安薬 睡眠薬:筋弛緩作用

サブスタンスPとは
正常に食べ物を飲み込んだり、咳をしたりできるように、神経に働きかける物質。
サブスタンスPの低下は、パーキンソン病や大脳基底核付近の脳血管障害などによって起こる。

LES圧とは
LSEは下部食道括約筋(Llower esophageal sphincter)の略。
下部食道括約筋が食道の胃の入口(噴門)を締める力のことをLES圧といい、「むねやけ」の原因である胃液の逆流は、LES圧が下がることによっても起こる。



そのほか学んだこと

・誤嚥性肺炎では、熱の上昇がもっとも早期におこる症状である場合が多い。

・誤嚥性肺炎の患者の姿勢は、座位や患側を上にした完全側臥位の体位をがよい。

・頸部の聴診 甲状軟骨よりやや下側の気管外側で嚥下前後の呼吸音および嚥下音を 聴診する。

・ガストログラフィンは、肺毒性があるので嚥下造影には使わない。


Kポイント刺激法
仮性球麻痺患者に対して嚥下反射を誘発したり、開口を促したりすることができる。
嚥下を誘発する場合は、Kポイントを湿らせた綿棒や凍らせた綿棒、スプーンや舌圧子で軽く刺激する。有効な場合は、咀嚼様運動に続いて嚥下が誘発される。咬反射のために開口してくれない場合、Kポイントを 刺激をしている間は開口が促されるために、口腔ケアができる。



嚥下障害に関する資料

嚥下訓練の方法など
訓練法のまとめ2014版 日本摂食嚥下リハビリテーション学会HP
http://www.jsdr.or.jp/wp-content/uploads/file/doc/18-1-p55-89.pdf

嚥下障害の診断、検査、評価などについて
標準的神経治療:神経疾患に伴う嚥下障害
https://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/enge.pdf

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