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zoom RSS NPPVの勉強その1 「エキスパートナース3月号 NPPVのお悩み解決!」より

<<   作成日時 : 2016/03/01 17:03   >>

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私の働く職場でも、NPPVが最近よく行われるようになってきたので、
NPPVの勉強をしておきたいなと思っていたら、
今月のエキスパートナースが特集をしていたので、
勉強してみた。



以下は、個人の勉強用のまとめなので、
正確には書籍を参照してください。

このNPPVの特集はとても分かりやすかったですし、
エキスパートナース3月号は看護記録についても特集されており、
私としては見どころ満載だったので、
お勧めです。


NPPVが適応となる病態 NPPVガイドライン上に示されるもの

A.急性呼吸不全
@COPDの増悪
A喘息
B拘束性胸郭疾患の増悪
C間質性肺炎
D心原性肺水腫
E胸郭損傷
F人工呼吸器離脱に際しての支援方法
G周術期のNPPV
H免疫不全、免疫抑制に伴う急性呼吸不全
IARDS、重症肺炎
J終末期、do not intubate、悪性腫瘍、高齢者
K小児
B.慢性呼吸不全
@拘束性換気障害
ACOPD(慢性期)
B慢性心不全におけるチェー・ストークス呼吸
C肥満低換気症候群
D神経筋疾患
E小児
Fリハビリテーション



疾患以外の一般的な適応として文献上にみられるもの

・意識がよく協力的である
・循環動態が安定している
・気管挿管が必要ではない:気道が確保できている、喀痰の排出ができる
・顔面の外傷がない
・マスクをつけることが可能
・消化管が活動している状態である(閉塞などがない)



一般的に適応注意または禁忌として文献上にみられるもの

・非協力的で不穏
・気道が確保できない
・呼吸停止、昏睡、意識状態が悪い
・循環動態が不安定、心停止
・自発呼吸のない状態で換気が必要
・最近の腹部、食道手術後
・顔面の外傷、火傷、手術や解剖学的異常でマスクがフィットしない
・2つ以上の臓器不全がある
・心筋梗塞が起こりつつある、不安定狭心症
・咳嗽反射がない、または弱い
・ドレナージされていない気胸がある
・嘔吐や腸管の閉塞、アクティブな消化管出血がある
・大量の気道分泌物がある、また排痰ができない



IPAPとEPAPについて

NPPV専用機はほとんどのモード(CPAPを除く)において、患者が吸うときにかける圧=IPAPと、患者が吐くときにかける圧=EPAPを変化させることによって、換気を行っています。この二つの圧の差をプレッシャーサポート(pressure support、PS)と言います。



モードについて

Sモード(Spontaneous:自発)
患者の自発呼吸をトリガーして、吸気時にはIPAP、呼気時にはEPAPに切り替えて換気
無呼吸のときや、機械が吸気をトリガー(感知)できないときには換気が行われない

S/Tモード(Spontaneous/Timed:自発/時限)
自発呼吸をトリガーできているときは、Sモードと同様の換気を行う
設定された呼吸回数により決められた時間内に、無呼吸および自発呼吸がトリガーされない場合には、設定された呼吸回数、吸気時間に切り替えて強制換気を行う

Tモード(Timed:時限)
患者の自発呼吸をトリガーしないで、設定した回数、吸気時間で常に強制換気を行う
CPAPモード(continuous positive airway pressure:持続的気道陽圧)
患者の自発呼吸に関係なく一定の圧(EPAP)をかけ続ける
PSによる換気は行われない
酸素化の改善等を目的として使用されることが多い

VAPSモード(volume assured pressure support:換気量保証圧補助換気)
「換気量を保証するプレッシャーサポート」という意味で、目標とする換気量を確保できるよう、設定された圧の範囲内でPSを自動調節し、換気を行う
NPPV専用機では、各機種によって独立したモード、またはモードにプラスする付加機能として使用できる



トリガーについて

トリガーの観察のポイントは、「吸気トリガーと呼気トリガーが、それぞれ患者さんとうまく同調しているか」です。

自発呼吸と人工呼吸器が同調しない原因としては、トリガーの設定以外にも、マスクなどからのリークを人工呼吸器が“患者さんが吸っている”と誤認識することで発生する誤トリガー(誤ったトリガー)、回路内の結露や気道分泌物、喀痰の貯留なども考えられます。



リークについて

インテンショナルリーク(intentional leak 意図的なリーク)
呼気を回路の外に出すための出口(呼気ポート)からのリーク

アンインテンショナルリーク(unintentional leak 非意図的なリーク
マスクと皮膚の間からのリーク

アンインテンショナルリークが増えると、換気量の低下や患者さんと機械の非同調が起こり、酸素化および換気効率の低下を招きます。

リークが多くなると、漏れたぶんを補うために空気を送る量が増えるため、不快感や鼻口腔内の乾燥なども引き起こします。

機種によって異なるリークの表示形式
ペイシェントリーク=アンインテンショナルリーク
トータルリーク=アンインテンショナルリーク+インテンショナルリーク

リークの適正量は、機種によって、リークの計測・算出方法がさまざまに異なり、マスクの種類やポートの穴の大きさなど、回路の組み合わせによっても変化するため、一概には言えない。目安としては、ペイシェントリーク表示で20L/min以下、トータルリーク表示の場合40L/min以下。

圧力があがる(送気が増える)と、そのぶんリーク量も増える。

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