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zoom RSS 認知症の人に食事をとってもらうための工夫

<<   作成日時 : 2016/11/01 22:30   >>

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この本より。

認知症の人に食事をとってもらうための工夫

本ケースにおいて原因となる病変が認知症以外にない場合には、まず、おにぎりやサンドイッチを手に持たせてあげれば食べるとか、赤ちゃん煎餅や柔らかいクッキーなどを前歯でカリカリしながら食べてもらうとその後の摂食嚥下がスムーズになるという場合がありますのでお試しください。p63

また好きな人といっしょに食べる環境を整えてみてください。時に、異性の介護者に食事介助をしてもらうと、生き生きとして元気が出て食欲が改善する人もいます。さらに食べるときと食べないときのムラがある場合は、食べるときの介助者、その工夫などを詳しく探るとヒントが得られます。p63

口を開いてくれないときは、Kポイント刺激(p.50図9参照)という方法で開口してもらい、なめらかなゼリーなどを口に入れると、その後嚥下が起こる場合もあります。もちろんKポイント刺激を拒否する場合は適応外ですが、嫌がらないときにはこの方法を続けていくと自然に開口して食べてくれるようになった患者さんもいます。p63

アルツハイマー型認知症でも他の認知症でも、嚥下に関しては一般的に「口腔期」が悪くなるとされています。口に入れたものを「飲み込めない」「飲み込んでくれない」という症状がいちばん顕著な認知症における嚥下障害のタイプです。ここで注意しなければならないのは、本当に口腔期諸器官の動きが悪いかどうかです。鑑別に役立つのは会話の状態です。言葉数は少なくても構音障害(呂律不全)がなければ、舌や口唇、軟口蓋の動きは保たれていると考えてよいと思います。その場合はまさに「認知=食物の認識」が悪いと判断されます。このときの対応は、個別対応であったり、環境調整、感情に配慮した接し方、薬物の調整などがありますが、対応に苦慮することもしばしばです。p65

いろいろな工夫をしてみて、
それでもダメな時もあるけど、
いつの間にか食べるようになっている時もある。

そういう場合に、
何がよかったのかは後付けで言っているだけで、
確かなことはよくわからないなと思うこともある。

ここで大切なことは、
工夫の方法をいろいろ知っていて、いろいろと試してみる、
ということそうだけど、
相手のわずかな変化に気が付けるかどうか、
ということなのではないかと思う。

食べ物をスプーンですくって相手の口にもっていく間の、相手の視線や表情のわずかな変化、
違う種類の食べ物を口に入れたとき、一口の量の違い、口に入れる時のタイミング、口に入れる時の入れ方、口の中でのスプーンの動かし方、
そういうわずかな変化で、相手の食べ方がわずかに変わってこないだろうかと、
考え考えやっているうちに、
小さな変化が積み重なって、
少しずつ全体が変わっていくのかもしれない。

その変化は、
単に食べさせ方の変化だけではなく、
相手と自分との関係性の変化でもあるのかもしれない。

食べてもらうと真剣に取り組むうちに、
その気持ちが通じる、
というような。

よくわからないことだけど。


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